長崎愛宕エステ &香水作り体験🌿BLUME☆お庭係りのブログ

グリーンピールエステとパリジェンヌフレグランスのサロンを開いた娘を応援する為のブログが趣味ブログに変化してしまいました

古典結髪実演 

2022年11月19日 | イベント
今日は、古典結髪と結髪技術の伝承に寄与することを目的に活動されている谷瞳子さんのイベントに行きました。


エステサロンブルーメを通じて親交がある方になります。




こちらをご覧下さい。
自分の髪を結い上げて作った日本髪になります。

かつらしか見た事がなく、自分の髪で、こんなに可愛い日本髪が出来るとは驚きでした。

この髪型は、武家の未婚のお嬢様がする髪型だそうで、とっても可愛かったです。

筆記用具を忘れて、携帯で、内容をメモしていたのですが、間違えて全て消してしまいました。
注(娘が後から聞いてくれました。)


詳しい髪型とか聞いたのにうろ覚えで拙い表現になりますが、お許しください。



こちらが、講師である谷瞳子さんです。
自分の髪で、高島田を結った美しい花嫁さんを見て衝撃を受け、こちらの道を進まれるようになったそうです。



日本髪の変遷と道具の説明がありました。





実物の展示もありました。
びんつけ油も、実際の香りを嗅ぐ事ができました。
エキゾチックな香りがしました。



髪型を見れば既婚か未婚、身分まで分かったそうです。




時代劇は、史実に忠実に日本髪を結われているそうで、参考になるとのお話しでした。


日本髪の歴史は、江戸時代の遊女の髪結から始まったそうです。

当時の髪結代は、200文。男性は、36文だったそう。
一度結い上げると、二週間程そのままで、過ごしたそうです。




奢侈禁止令が出るとかんざしは耳かきだと言い逃れしたそうです。

これで、謎がとけました。
耳かきに似てるなとずっと思っていました。



ご覧の通り耳かきです。キリッ、アハハ。😅



明治時代になると、文明開花が押し寄せ洋髪になりました。
ベトナムの何ちゃらとかいう髪型みたいになっていったそうです。




昭和になると新日本髪が登場してきました。
たしかに、昭和時代は、お正月になると着物を着て初詣に行く風習があり、大晦日から元旦にかけては、日本髪に結う女性で美容室は大賑わいでした。

日本のお正月は華やかで美しい彩りにあふれていました。


時代の変遷と共に髪を結う人が減り、一部の歌舞伎や舞妓、相撲の世界でのものとなりました。


谷瞳子さんは、美しい自毛での古典結髪の美しさを長崎の地で、再びよみがえらせようとされています。

私自身も、日本髪というとカツラと決めつけてしまっていたので、このイベントで実際に目にした日本髪の上品さや可愛らしさや表現の豊かさに驚かされました。


長崎の街が、お着物で日本髪を結い上げた可愛らしい女性がたくさん行き交う日本情緒豊かな場所になれば良いなと思いました。



トークショーの後は、実際のモデルさんで、日本髪を作り上げていきました。





かんざしの差し方にも、色んな意味合いがあるそうです。記憶がどこかへ、、、
すみません。メモが、、、😂




和紙を使用して髪を縛っていかれます。


今縛っている、この場所が肝心要の場所だそうです。



日本髪は、シンメトリーになるように結うそうです。



この髪型は、結婚したての方が結う髪型だそうです。

正面に写られている青いお着物の方は小粋な感じで、かんざしも前に飾りを垂らす差し方ではなく、縦に差されています。
髪型の名前をきいたのですが、、、ごめんなさいです。



4名の方全て自髪です。


街娘の髪型。。(銀杏返し)※元気な雰囲気ですね。髪がはねてとても可愛い❤️




後ろ側、とても可愛いですね。


こちらは、既婚者、若奥様の髪型です。
日本髪の後ろ姿を今まで、しげしげと見た事がありませんでした。

しかし、それぞれに特徴があり、とても興味深かったです。
(青いお着物の方は布天神という髪型です。紫色の方は先笄「さっこう」となります。)※

現代的なお嬢様方があっという間に古風な奥ゆかしい若奥様に変身されました。




この方、ほんとに可愛かったです。
お着物と日本髪、とてもチャーミングでした。
武家のお嬢様の出立ちです。(娘島田です。)※



成人式が、古典的なお着物と日本髪のお嬢様で賑やかに開催されるといいなと思いました。





日本の伝統文化の良さを再発見させられたイベントでした。
とても有意義な時間になりました。


「古いが新しい」時代の流れに乗り、古典結髪の良さが日本全国に広がっていきますように。


日本の手仕事の世界は、とても豊かで奥深い。
忘れ去られようとしている中で、頑張っている全ての方にエールを送りたいと思います。


日本再発見の旅をしようかな。
どんな世界に出会えるのか。ワクワクします。


長文最後までお付き合い下さりありがとうございました。








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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ポンまま)
2022-11-20 00:43:29
ポンちゃんの晴れ着を作った時に
日本髪のかつらを作るため、色んなサイトで日本髪を調べました。
ですからこの記事、とても興味深く拝見しましたよ(*^。^*)
皆さんとても素敵ですね。
地毛で日本髪を結う方がいらっしゃるなんて、ホント凄いです。
そうそう、こういう職人さんが生み出された技術が
失われていくのは悲しいですよね。
素晴らしい取り組みをなさっていると思います(^-^ )
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Unknown (ピーちゃん)
2022-11-20 04:58:51
長崎だからこその発信ですね💜
一度結ってもらい長崎の街を歩きたいです🎀
日本人女性として生きていく軸がシャキンと開眼するような気がします(๑・̑◡・̑๑)
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Unknown (sakanoue)
2022-11-20 15:09:44
ぽんちゃんママさん、コメントありがとうございます😊
興味を持って下さりありがとうございました。
そういえば、ぽんちゃん色んな姿に変装してますね♪
失われて初めて貴重だったことが分かります。
薄れ行く日本文化の危機に心を寄せる方々が増えていきますように。
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Unknown (sakanoue)
2022-11-20 15:16:13
ピーちゃん、たしかに開眼しそうです。
結婚式の時に、和装で文金高島田のかつらをかぶりました。
重たかったという印象しかありませんでした。日本女性としての自覚ゼロですね。😅
今回のモデルさんは、結われている時、ポニーテイルよりも、縛られているという締め付け感が無いと話されていました。
見た目より楽みたいですね。
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