写真は東京オリンピックの頃の後楽園球場(現・東京ドーム)の様子。
当時,電車の床も道路も,他の公共の場所も,ゴミだらけだった,という。
空はスモッグで真っ黒,海はヘドロだらけで,民度が高度経済成長についていけなかった状況だ。
それらのせいで死亡する人や重篤な病気になる人もいたりした。
さて,私はこの年,年長さんだったのだけれど,酒田みたいなド田舎がゴミだらけでスモッグ,ということはなかった。
(都会の勢い=心の汚れ,か)
今はどうか,中国人や米国人からは,清掃員もゴミ箱も見かけないのに,日本は本当にきれいだ,といわれるようになった。
世界でもトップクラスだという。
私も,自宅付近でポイ捨てされたゴミを見ると胸が痛むし,自分がしてはならないと心に刻む。
私だけではない。イベントにゴミ袋を持参したり自宅に持ち帰るのは普通だし,誰もそれに違和感を持たない。
これからも,食品廃棄や使い捨て問題,禁煙など,更なる問題を「心からのルール化」していかなければな,と感じた。