山形県内は大まかに,わが庄内地方のほか,山形周辺の村山地方,米沢周辺の置賜地方,新庄周辺の最上地方にの4地方に分かれる。
たとえばこれは,江戸時代まで置賜は謙信ゆかりの上杉氏,庄内は徳川四天王だった酒井氏の末裔だった。
となれば,文化的には別々の土壌であり,海側のわが庄内(酒田など)と内陸では「国が違った」のである。
さて,ここでTV観ても転勤しても困るのは,バイリンガルでもない私に立ちはだかったのは「巨大な言葉の壁」だった。
外国人に"Please speak slowly."お願いすれば元・英検2級相応?な私でもジェスチャー入れて何とかできたが?山形市ではうまくいかない。
何せ,共通語でない「県庁所在地の言語」は教育されないのだから。
そして,独特の喋りの勢い,特に相手が何語を喋るか,どこの出身かに関係なくまくし立てる感性..負ける..
山形駅のアナウンスが「しゃまがだ~!」となるように「やゆよ」が「しゃしゅしょ」に変化したり,女性がびっくりすると「しゃー」,さらに美しい口から「~だどれ~」という●クザな言葉が発せられるのは大ショック。
(他県から来た男性が県内全体で女性の口から「んだんだ」と出るのはもっとショックらしいが)
で,やっと本題。
昨年だったか,山形から転勤してきた人のいる時に「ごげらっだ」(これは酒田弁であって,同じ庄内でも鶴岡だと促音せず「ごげらいだ」となる)と話したら,クスクス笑われた。庄内らしいと思ったのだろう。
逆に私が山形にいたときは「ごしゃぐ」「ごしゃいだ」「ごしゃがっだズ~」みたいな会話が乱発,意味を理解するが不思議だった。
こういう時「エセ酒田弁研究家?」の私は,語源やらが気になりだす。文献を調べるほど専門でないのはご愛嬌。
まず,山形など内陸の「ごしゃぐ」(場所により「ごせやぐ」なども)
語源と言われる「ごせをやく」(後世を焼く,の訛りらしい)は仏教者にとり「後世=来世(後生)の安楽を怒りにまかせ焼き払う」行為らしい。
内陸で使われるものは,怒りをぶつけることと,それを叱りたしなめることの両面の意味があるように感じる。
庄内の「ごげられる」「ごげる」(鶴岡ではごげらいる?)
なかなか語源が見つからなかったが「(お)語気上げられる」というものが見つかった。
そして,西では転訛した「ごっきゃげる」という「上の者に叱られる」意味の方言を見つけた。
ただ,比べてもそれほど似つかない。
基本に返り「語気上げられる」を読み抽出すると確かに「ごげられる」になる。
そして意味も「叱られる」(ごげる,は叱る)である。
ただ,これだけでは説明が弱い気がした。
「それなら酒田では,怒るのことはどう言うのか?」となる。
実は酒田も山形と同源の「ごしゃげる」は使う。
怒りが内面にふつふつと溜まり,最後はマグマのように噴出する,そんな強い意味で自動詞として使う。
強さの分,他動詞でない分,山形のように回数は使わない。
ただ,女性がこの状態になったとき,怖ぇ~よ!「キーーッ!」っなる。
我が家でも,たまたま姪の家族が来た時に限って「女ゴジラ」みたいになられたことがあり,リビングは大変,二度と姪たちは来ていないのだ。
それでも酒田の女は,あまり翌日には持ち越さないけれど(クワバラクワバラ)
たとえばこれは,江戸時代まで置賜は謙信ゆかりの上杉氏,庄内は徳川四天王だった酒井氏の末裔だった。
となれば,文化的には別々の土壌であり,海側のわが庄内(酒田など)と内陸では「国が違った」のである。
さて,ここでTV観ても転勤しても困るのは,バイリンガルでもない私に立ちはだかったのは「巨大な言葉の壁」だった。
外国人に"Please speak slowly."お願いすれば元・英検2級相応?な私でもジェスチャー入れて何とかできたが?山形市ではうまくいかない。
何せ,共通語でない「県庁所在地の言語」は教育されないのだから。
そして,独特の喋りの勢い,特に相手が何語を喋るか,どこの出身かに関係なくまくし立てる感性..負ける..
山形駅のアナウンスが「しゃまがだ~!」となるように「やゆよ」が「しゃしゅしょ」に変化したり,女性がびっくりすると「しゃー」,さらに美しい口から「~だどれ~」という●クザな言葉が発せられるのは大ショック。
(他県から来た男性が県内全体で女性の口から「んだんだ」と出るのはもっとショックらしいが)
で,やっと本題。
昨年だったか,山形から転勤してきた人のいる時に「ごげらっだ」(これは酒田弁であって,同じ庄内でも鶴岡だと促音せず「ごげらいだ」となる)と話したら,クスクス笑われた。庄内らしいと思ったのだろう。
逆に私が山形にいたときは「ごしゃぐ」「ごしゃいだ」「ごしゃがっだズ~」みたいな会話が乱発,意味を理解するが不思議だった。
こういう時「エセ酒田弁研究家?」の私は,語源やらが気になりだす。文献を調べるほど専門でないのはご愛嬌。
まず,山形など内陸の「ごしゃぐ」(場所により「ごせやぐ」なども)
語源と言われる「ごせをやく」(後世を焼く,の訛りらしい)は仏教者にとり「後世=来世(後生)の安楽を怒りにまかせ焼き払う」行為らしい。
内陸で使われるものは,怒りをぶつけることと,それを叱りたしなめることの両面の意味があるように感じる。
庄内の「ごげられる」「ごげる」(鶴岡ではごげらいる?)
なかなか語源が見つからなかったが「(お)語気上げられる」というものが見つかった。
そして,西では転訛した「ごっきゃげる」という「上の者に叱られる」意味の方言を見つけた。
ただ,比べてもそれほど似つかない。
基本に返り「語気上げられる」を読み抽出すると確かに「ごげられる」になる。
そして意味も「叱られる」(ごげる,は叱る)である。
ただ,これだけでは説明が弱い気がした。
「それなら酒田では,怒るのことはどう言うのか?」となる。
実は酒田も山形と同源の「ごしゃげる」は使う。
怒りが内面にふつふつと溜まり,最後はマグマのように噴出する,そんな強い意味で自動詞として使う。
強さの分,他動詞でない分,山形のように回数は使わない。
ただ,女性がこの状態になったとき,怖ぇ~よ!「キーーッ!」っなる。
我が家でも,たまたま姪の家族が来た時に限って「女ゴジラ」みたいになられたことがあり,リビングは大変,二度と姪たちは来ていないのだ。
それでも酒田の女は,あまり翌日には持ち越さないけれど(クワバラクワバラ)