〈1/4経産省テント前で撮影〉
1/5「危険な話」
今日は半日かけて昨日の写真の整理をした。
夕刻、整理された写真をスライド上映の様に遠くから眺めながら見ていると
参加者のとても真剣だが明るい表情に思わず涙が出てしまった。
しばらくし
て色々なネットの記事を読んでいると
昔、
日本テレビ系でやっていた「11PM」と言う番組
で
広瀬隆さんが「危険な話」
と言う題で出演された頃、
制作会社からの自主規制が掛かり、
やむなく中止という事態になりかかった時、
故 藤本義一さんが
「やらせればいいじゃないか」
と言って番組が続行されたと言う事が書いてあった。
人間誰しも
「それが危険」と思ったら、
その時点で回避をする。
また、回避をしなくても
議論を尽くしてその先を考える。
広瀬さんは
常に原発を
「危険な話」として、
捉えていらした方の一人である。
昨日の集会では
原発反対の話はもとより、
憲法改正の問題を語った人もいた。
戦後多くの時間があり
、憲法の論議にも多くの時間がかけられたはずなのに、
このような景気の悪化の時に
狙い撃ちの様に
「憲法の改正問題」
を持ち出すほうも持ち出すほうだし、
「護憲」
を気長に訴えてきた市民団体も
高齢化と社会問題の希薄化で
或る意味正念場を迎えていると思う。
TPPも同じで「
入ってみればばいいじゃないか」
と言っている評論家もいる。
しかし、外交交渉と言うものは基本的に簡単に抜けられるものではないし、
TPPの場合、
交渉内容が4年間極秘扱いなのだそうだ。
4年間も極秘扱いだと
大抵の内閣はもう存在しない。
そうすると
「参加責任の所在」
が何処にあるのか不明になってしまう恐れがある。
それが
「日本流」の責任の取り方なのだと
諦めるか
、それともここで、
TPPを
「危険な話」
として捉えてゆくのか、
昨日の写真スライドを見て考え込んでしまった。