〈写真:福島原発事故緊急会議の木村さん@1/4経産省テント前にて〉
1/9「東電亡国論」
今日書店でとある雑誌を読んでいたら
「まだ上がる株」
と題して
幾つかの会社名が連ねていた。
その中に
「東京電力」
と言う会社が入っていて、
流石にびっくりした。
普通なら福島で
それが
例え
「想定外」
であっても
,人類始まって以来最大の原発事故を起こした
責任企業の株価が
「上がる」
と言うのは、
普通の感覚ならおかしいと思う。
更に、
福島県内外の市民が起こした
告訴団の刑事訴追が
(多分)
行われないとの予測が広瀬隆さんからあった。
では,
一体あの原発事故は
なんだったのだろうかと
首を傾げる。
普通の私企業であれば
あの様な大事故を起こせば
起訴や刑事告発をされる。
なのに東電には一向にその気配がない。
平然と株主総会が行われ、
社員の新規採用もある。
株主総会の時など
事故の当初は低姿勢であったろうが、
私が行った時はごく普通の総会であった。
事故の収束など全く見通しがなく
、むしろ中途半端になっている4号機や
今、不安視されている2号機など、
原発の何処に
「安心」
などあるのだと思いたくなる。
メディアも原発関係の記事は
最近やっと報じられた「手抜き除染の実態」位
、それも
、朝日がやっと報じている位で情けない次第だ。
未だ、
毎時1000ベクレルもの放射性物質を吐き出しているにもかかわらずである。
普通の企業なら、
賠償額を見ても
また、
収束費用を見ても赤字であるし
、その赤字がかなりの額に上るので
当然の事ながら
「倒産」している。
しかし、
国が先回りして
「機構」なるものを作ってしまったし、
また、
その「機構」を作った当人が
今度は会長に納まっていると言う
へんてこりんな人事によって、
あれよあれよと言う間に生き残っている。
これはまさに日本ならではと言うか、
日本的と言うしかない。
このような状態を見ると
政治に対してあきれるし
関心などなくなる。
もうこんな日本など
どうにでもなれと思いたくなる。
それに、
今度の内閣は事故の
「じ」
の字もなく、
インフレに突き進んでいる
。一体この日本の何処に
「正義」
があるのだろうか。
このまま、
東電は何の責任もなく終わってしまうのだろうか、、
心配である。