PRESSな時間

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PRESSな時間

2013-01-15 20:05:48 | 社会

1/15「本音」
 いつだったかのツイートに
福島県で給食で出た牛乳を拒否したら
「おまえだけ生き残る気か」
という同級生から暴言をを言われたと書いてあった。
 
 私はこの事柄の奥に今の福島県の置かれている本音の様なものが見えている様な気がしてならない。
誰でもそこが「危険」
と思ってる所には住みたくない。
 しかし、
日本人の多くはその場所での仕事があり、
また人によっては住宅ローンなどがあって動けないと言う事がある。

 しかし本当の問題は天から与えられたこの生命
 いかに大事に生きてゆくかと言う問題だと思っている。

日本国憲法では「生存権」が認められているので
 本来ならば,正々堂々と「生きる為の権利」が主張出来る。

 しかし、原発事故以来、この
「生きる為の権利」
がその実態として
「侵害されている」
と言う事が自明になって来た

福島の例で言えば、
牛乳を拒否した生徒は
「生きる為に」
飲まなかったのであって
彼に取って「生存権」の行使だったのである。
しかし、

周囲の生徒はその
「生きる為の行為」
について本音では理解しているものの、
その行為を認めてしまうと
今度は
「学校側」から反対されると感じていたのだろう。
「おまえだけ生き残る気か」
と言う言葉が出たのだと思う。

この事が事実だとすれば
 今福島県で起こっている事柄は
まさしく
「生存権の侵害」
と言う事になる。

 しかし、この
「おまえだけが生き残る気か」
と言う発言は
裏を返せば「
俺たちだって生き残りたい」
と言う切実な叫びでもあると思う

 昨日も書いたが、
旧ソ連では原発事故以来子どもに対して放射性物質に対して安全な食糧を提供して来たと言う。
 しかし、福島県は学校給食に「地元産」農産物を使用し、
 なおかつ今回は
福島県産の農産物を置いた事業者には奨励金を渡すと言う
「暴挙」
をしようとしている。

 放射能に関しては「ある」とも「ない」とも革新的な判断は難しい,

 言われた彼は生きる為の権利をしたまでのことなのだ。

しかし、
 今の福島県の色々な状況を見ると
「生存権の行使」
は絶望的だと思う。
旧ソ連の様に「避難の権利」も与えられず、
ただ,じっと堪えているしかない。

誠に悲しい現状であると思う。