〈写真:若狭湾周辺の原発群と避難経路地図〉
1/18「セーフティネット」
今日、議員会館では
「子ども被災者支援法市民会議」と言うものが立ち上がった。
次の国会会期中に
(多分)成立する「子ども被災者支援法」
を少しでも充実させようと開かれたものだ。
その中でも子どもの疎開に関しては疎開が認められる予定である。
しかし、規模としてはかなり小規模になるらしく、今被曝をしている子ども達の多くがその恩恵には預かれないと予想される。
そうなると民間での保養が重要になって来るのだが、
一つは北海道新聞社が保養施設を作る計画で、
もう一つは沖縄の保養施設が拡充されると言う話がある。
ところで写真の
「若狭湾原発立地地図」には原発の位置と避難ルートが書かれてる。
「避難ルート」と言っても、その為の道路が整備されている訳でもなく
、悪天候だとしても道は閉ざされてしまう。
「迂回路」としての海路が考えられるのだが、船舶の用意をしなければならないので、
費用の点から問題があるらしい。
自治体は「弱者」の避難用バスは用意するが
「普通」の人には自家用車で逃げてほしいと言っているらしい。
政府や自治体は
「何時起きるか判らない」
事故を
税金でカバーすると言う気持ちがないのだろうか。
更には
「誰が支払い、誰の為に使われる」税金なのだろうか。考えてしまう。
原発自体も実際的には
我々の「税金」で立てられているのだから、
我々国民がその是非を問う権利もあるはずである。
その是非も問わないままに更に
「セーフティネット」
たる避難経路を策定しないと言う、
お粗末な建物を50基も作った責任を安倍内閣はどう考えれいるのか。
聞いて見たい
。国家には様々なセーフティネットがあるが、
最近そのネットが次々に消えてゆく。
「安全神話」もその一つだった。
〈「新 安全神話」なるものもあるそうだが〉
国家の網が一つ破れて
、その穴を塞ぐ人もいなくなったのである。