1/14「子どものいない復興」
今日の朝日新聞1面は「非難の学校戻らぬ児童」と題して今春の入学予定児童が予定数の17%であると報じている。福島県内では「復興」の美名の元に例えホットスポットがあったとしても帰村を促したり、
福島県立医大の小児科の増床をしたりして県民の流出を抑えている。
しかし
、福島県内の原発に近い村では元の場所に戻ったり、移住しない村民がいる。
しかし、
かなりの割合でその多くが「高齢者」だと言われる 。
そうなると復興の大きな問題として「
子どもがいない」と言うのは多分最大の問題なのではないだろうか。
と思う。
これは今の政府が取り組まなければならない問題でもある。
昨日の新聞では
「今、生まれたばかりの赤ちゃん」にも1000万円の借金があると言う。
更には放射能まみれの国土を後世に残さなければならないと言う、
おまけ付きなのである。
そんな事を考えると安倍内閣は
「子どものいない復興」を考えているとしか思えない。
新聞などを見ても彼の発言からは
「子ども」
と言う文字が見当たらないし
、政策を見ても「
子ども」
の関係する政策はないと思う。
チェルノブイリ事故の時は事故直後に子どもと妊婦を非難させたし、
事故後も放射性物質に対して、安全な食糧を与えた。
しかし、
今回の福島事故ではベラルシーからチェルノブイリ事故時の後遺症を診察した医師を3回も招聘したにもかかわらず、
その事実も、結果も公表していない。
あげくの果てに「福島産食品を小売店におく事を奨励する法案」
を提出するのだと言う。
これでは
「食べて応援」ではなく
「食べなければならない」
と言う脅迫にも似た
、威圧的な態度で食品を「選ぶ自由も」なくならないかと心配である。
「子どもは国の宝」
だとよく言われるが、
私達の借金を背負い、
国土を汚した責任を
「復興」と言う、掛け声だけで誤摩化すのは
いかがかと思う。