PRESSな時間

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2013-06-07 20:26:56 | 社会

6/7「安全文化とサブカルチャー」
今日私のメールに
「原子力委員会」からのメールマガジンが届いていた。
このメルマガには毎回、
委員長である近藤駿介氏と委員長代理の鈴木達二郎氏のどちらかのエッセイ風コメントが載せられている。
今回は
近藤委員長の番であるらしく
表題は「安全文化、、、」
であった。
要するに彼の趣旨は
「原発はどんな事故を起こしても安全第一でやれば大丈夫だ」
と主張したいらしい。
何故、
このような文章を公表しなければならなくなってしまったかと言うと、
高速増殖炉「もんじゅ」の実験が点検不備で中止になってしまったので、
直ぐにでも
原発の安全神話を
新しく確立しなければ、
安倍首相の
「原発輸出トップセールス」
を後押しする事が出来ないからである。
この
「新安全神話」
とも言える
近藤委員長の言葉を
私はある映画で見た事がある。
それは,
オーストリアで制作された
「プリピァチ」と言う映画だ。
この映画の中で
原発作業員がしきりに言う言葉が
「安全第一」でやってます。」
と言う言葉だ.
つまり、
チェルノブイリ事故の原因は
運転員の運転ミスだった事が自明なので
彼らはしきりに
「安全第一」と言っているのである。
しかし、
日本の原発の場合は
この問題に加えて、
自然災害に対する装備が需要な問題になる。
近藤委員長の今回の発言は
この「
自然災害」
の事には一切触れず、
組織のニュケーションが万全ならば
「原発は安全だ」
と言う事を言っている。
また、
「リーダーや組織の人間がサブカルチャーと協調しつつ、、」
と書いてある事は注目すべき点だと思う。
しかし、
この「サブカルチャー」

一体何を指しているのかが理解出来ず、
困ってしまった。
(これは個人的意見だが)
この「サブカルチャー」とは
いわゆる
「反,脱原発」の事
を指しているのではないだろうか?
と思っている。
つまり、
「安全文化」の
「もう一つの文化」
として
「反,脱原発文化」が存在すると言う事なのか?
と思っている。
しかし、
私は
彼の考えている
「原発の安全文化」
と言う発想が
まず理解出来ないし、
「リーダーや組織があり、
その機関がきっちりと機能したとしても
原発は事故を起こすし、
自然災害、その他の理由によって事故を起こす。」
と思うのである。
又、
私はそんな思いをしてまで
原発を推進しなければならない程
日本の電力は不足しているとは
思わない。
以上の理由から、
近藤委員長には
この「安全文化」と言う言葉を

発言を再考して頂きたいと思う位である。
そして、
人間が操作する機械を
「文化」と言い換え、
「組織が機能すれば原発の安全は保たれる。」
と言い切った近藤氏に対して、
事故現場や福島の住民の前で
この話をしてほしいと願ってやまない。