6/27「裸の王様」
今日福島では
「山本太郎&木田節子トークショー」が開かれ、
(多分)
今頃終了したはずである。
木田さんとはこのブログでも
何度か書かせているただいた事があるので今は書かない。
今日の木田さんの話の中で興味のある話があった。
それは木田さんがこの選挙に出る最後のきっかけを作った方との出会いの話だった。
木田さんが、
官邸前の「福島の女達の座り込み」の時、
その当時の国連職員が木田さんと出会い、
更に,
浜岡原発作業員だった方のお母さんとの出会いが
この選挙の出馬だったと言う事だ。
木田さんは
今、福島の人々に
「いかに自分たちが情報を知らされず被曝したのか、
いかに復興と言う美名の元に無駄使いをしているのか」
と言う事を拡散している。
そんな木田さんを見て、
「私は何にもしていない」
と情けないのと同時に、
悔しさと、
いらだちで頭の中が割れそうになっている。
早くこんな馬鹿馬鹿しい国を捨てる方が良い。
と
思う時もあるが、
でも、そうなったら、
それこそ「一億玉砕だぁ」と諦めもつき始めている。
更に輪をかけて感じるのは日本全体が
今や
「一億総裸の王様化」
しているのではないかと言う事でがある。
木田さんが福島県内で放射能の話をすると、
周囲が「クルクルパー。」と笑って通り過ぎたと言う話を披露してくれた。
福島県内を始めとして、
日本全体が汚染されているにもかかわらず、
それをまともに聞かないと言う現象は
黒澤明監督の作品
「生きものの記録」
と言う映画そのものである。
その映画は興行的に非常に悪かったので
黒澤作品の中でも
評価が今ひとつの作品である。
しかし、
ストーリーだけ見る限りでは
今の福島県内や日本の状況そっくりである。
今や
「一億 総裸の王様 化」
した日本人が真っ先に見るべきはこの作品なのかもしれない。