SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

印籠

2007-01-20 10:05:08 | 
大寒となり蕗のとう花咲く候となりました

暖冬とはいえ、さすがに大寒、昨日今日の寒さは厳しいようです。









母の物が続いて恐縮ですが、この印籠も母の為に祖父が誂えたもののようで、女性用に出来ています。漆黒では強いので優しく溜塗りになっています。 表と裏の写真です。
この印籠は時々帯に飾りとして身につけていました。実用すると根付けの意味合いもよくわかります。 兄の守り袋の巾着なども帯に下げたような記憶がうる覚えにあります。 母はしまっておくだけでなく実際に身に付けさせてくれたところが偉いと思います。






印籠は今のピルケースと使われていましたが印籠蓋と呼ばれる蓋はきっと中身の保存にも適していたのでしょう。



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2 コメント

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Unknown (yaya)
2007-01-21 23:13:57
>何か由来がある図柄でしょうか。
由来はしりませんがこの図柄は雅楽の火焔太鼓ですよね。裏も雅楽の鳥兜でしょうね。細身ですが長さは普通の印籠サイズだと思いますよ。さくらさん。

さくらさんの御地では暖かだったとか~ 南の国はもう春がそこまで来ているのですね~ 
職人さんのHPも見て下さったとか~(嶋台のコメント)丁寧に物作りをしている方の存在は出来るだけ多くの方に知ってほしいと思っています。せめてもそうして応援したいものです。
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Unknown (さくら)
2007-01-21 11:41:34
印籠といえば「水戸黄門」の葵のご紋の印籠を思い浮かべてしまいます。
女性用の印籠もあるのですね、写真は男性用より少し細長く小さな品の様に見えますが・・・
螺鈿と蒔絵がとても綺麗ですね、何か由来がある図柄でしょうか。
此方のhttpを見せていただくと、日本の文化の奥深さを知る事ができ嬉しく思っています。

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