SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

箱の結び 三 ・ 四つ葉淡路

2006-04-20 07:46:25 | 

穀雨となり葭始めて生ず 候となりました
この時期の雨は作物を育てる恵みの雨なのでしょう。昨夜の雨でお庭の花々もいっせいに咲きだしました。ものみな萌える活き活きとした候です。
 結びの流派ですが、これは有職、礼法を伝える家が伝承してきました。
小笠原、伊勢、今川を三家としています。
伊勢は伊勢流として伝えられお香の安藤家はこの流儀を伝えているようです。
伊勢流の始めは室町時代で、まだ公家の文化が残っていましたから雅です。今川家も公家風で、義元なども薄化粧にぼうぼう眉(公家眉)、衣服も長袖(公家衣装)だったようで、のんびりと暮らしていたので桶狭間で信長にあっけなく敗北して滅んでしまったのでしょう。
今でも流派として残っている小笠原流は武家礼法で馬術などにいろいろな礼法が残っているようです。
ちょっと話はそれますが、紐と裂の文化は公家風で、ものを包むのには裂(服紗)で包み紐をあしらいます。武家の世になると質実剛健、包むものは紙になり水引で結びます。
今日の写真は四つ葉淡路 です。



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