SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

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玄猪餅の包

2007-10-14 00:32:00 | 








菊花開く候となりました
急に木々が色つきはじめ、紅葉の便りもちらほら聞こてきました。    

陰暦の10月最初の亥の日を玄猪と言い、この日は亥の子餅が配られました。このお餅を包むのが写真の玄猪餅の包です。
新暦では11月の初めに当たり、この日昔は炬燵などの火入れをすると火事にならないとも言われこの頃から暖房器使ったようです。
茶道では炉開きの頃にもなっています。

2年前にも玄猪餅の包の写真を載せましたが、携帯カメラで撮った上、檀紙でしたので裏表の紙の出方が分りづらかったと思います。今回は「包結図説」を見て全く同じになるように心がけて折りました。紙も見易いようにリバーシブルの紙で折ってみました。これで裏面(右)の複雑な折り方もよく分かると思います。

包結図説には角切りの台にしのぶと菊とおなり切(亥の子餅)がのった絵が記されています。
亥の日は月に三度ほどありますから始めの亥の日は菊の葉としのぶ。中の亥の日にはしのぶと紅葉、三の亥の日にはしのぶと公孫樹の葉、をお皆敷のように入れるようです。

http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20051001/archive
玄猪餅の包はこちらもご参照下さいませ。
(これに玄猪香の試香の紙の色に触れていますがこれは亥の子餅の色からとったものでしょうね)


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2 コメント

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Unknown (yaya)
2007-10-18 06:49:10
検索すれば何でもどっさり出てきますがSAKURAのものは検索してもあまり出てこないものが多いですね、さくらさん。
稀少なものを取り上げて次への橋渡しにしたいと思って書いているのですが、見る方も稀少なようで~。
とくにお香の方はひっそりとしてひけらかしたしませんから、なかなか目にすることもないのです。お香のことはもっといろいろ書きたいのですがだんだん書けなくなってきました~
包み方はさくらさんなら容易に出来ますよ。残菓包みの応用と思って下さい。

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Unknown (さくら)
2007-10-17 18:45:40
2005年10月1日の玄猪包のページから玄猪香を検索しましたらSAKURAに戻りました。
この玄猪包は難しいのでしょうね。
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