白露となり草露白しの候となりました。
明日、九日は菊の節句です。重陽のことは昨年書きましたので(http://purple.ap.teacup.com/applet/yaya/20050909/archive )省ことに致しましょう。
俳句の季語に「高きに登る」「登高」がありますが、これは重陽の風習が語源ともなっています。この日「グミを髪に挿して高山に登り、菊酒を飲めば難を免れる」と言う故事が日本に入って秋の行楽のようになり、この季語が生まれたのでしょう。
この日に菊のお酒や菊のお料理を頂くと長生きすると言われます。
菊枕や菊酒は菊の葉より滴る水を飲んで七百歳の長寿を得たと言う「菊慈童」の伝承からと思われます。
写真の茱萸袋はこの日に飾ります。
以前作ったものですが 菊と茱萸を何で作ろうかと迷いました。結局身近にあった紙にして、菊は紙縒りで作りました。花結びは古書の図を頼りに結びましたが結び方が分からず随分頭を捻りました。その後、この結び方が出ている本を入手しましたが、見本にした絵とちょっと違って見えましたのでそのままになっています。
今日は満月です。お月さまも冴えてきました。
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