竹筍生ずの候となりました。
筍があちこちと頭を出し、初夏だと言うのに寒い日が続きました。衣更えの後で困りました。
中国の大地震は大災害になり傷ましいことです。耐震構造の重要なのを思いました。
これは端午の節句に飾る薬玉です。
花はサツキですが本には杜鵑花(とけんか)とあり、これはサツキの漢名です。とけん=杜鵑はホトトギスの漢名ですから杜鵑が鳴くころのお花がサツキと言うことでしょう。
薬玉と言うと球体のものと思いますがこれは真の薬玉と言い、亀甲形です。御所や公家家のお飾りです。ちなみに行の薬玉は半球で、武家に。球体は庶民が飾る草の薬玉になります。
これを掛けて香遊びをしたくて作りましたが今年は出番が無さそうです。
初めてこの写真を見てからもう10年近いでしょうか?ずっと作りたかったものですが手が出なくてようやく昨年出来ました。
花の型紙からすべて自己流ですからもどきです。
花芯は水引に金箔を貼ったりいろいろ苦心して仕上げました。本来は中心の丸い実に香薬など入れて邪気を払うものでした。
下によもぎと尚武の葉が付くことも邪気払いのお飾りであるのが分かります。
例年連休の頃には堀炬燵を直すのですが今年は寒くてまだ使っております。お着物には本当に悩まされる気候ですね。
もう暫くお楽しみは先になりますが実現する日を心待ちしております。
私は刺繍を習うまで、薬玉といえば、あのパカッと割れるものしか知りませんでした。
薬玉も身分によって形が違うということも初めて知りました。
サツキは漢名を杜鵑花というのですね。
私が上京した折にはサツキがあちこちで満開でした。
衣替え、私は今日いたしました。
といっても、こちらではまだ今月いっぱいは袷ですけれど。
寒いと思えば急に暑かったりで、羽織を着ようか、レースのコートにしようかと迷う日が多いです。