SAKURA ふるきよきうつくしきもの 

包む 結ぶ 遊ぶ いにしえに学ぶ

和綴じ本

2008-08-12 00:45:04 | 








蜩鳴く候となりました

昨日はミンミン蝉がよく鳴いていました。あぶら蝉からミンミン蝉、蜩が鳴くと急に秋の物悲しさを覚えます。それまで今しばらく残暑に耐えねばなりません。

豆本に続いて源氏香のお歌を和綴じにしてみました。(題箋はまだ仮なのです)左から亀甲綴、麻の葉綴、康煕綴、唐本綴です。
前回の豆本の綴じ方はポピュラーな四つ目綴です。
大きい方が15㎝弱、小さい本は10㎝足らずのサイズです。
小さい方は新源氏香の名目を書きました。

先日和綴じの古本を求めました。綴じ糸の華奢なこと。それも中綴じの紙縒りでしっかり綴じられているからでしょう。
綴じ糸が切れたら直すのは衣類を繕うのと同じで昔の人なら誰でも出来たことですから頑丈な糸でなくてもよいのです。

和綴じの本をめくるとそのしなやかさは心を和らげます。ふんわりと開く頁は和紙ならではの優しさです。

私の和綴じの香ノートは洋紙なのが残念で、今回は和紙を使いましたが技術不足なのか古本のようにしなやかにはいきません。製本もしっとりしたものを作るには修練の技がいるようです。



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