処暑となり 綿の花しべ開く候となりました。
冷夏の夏でしたがこのところの残暑は厳しいです。お見舞い申し上げます。
お子様の居るご家庭では夏休みも残り一週間になり宿題の仕上げに忙しいことでしょう。
麦わらが手に入ったので念願の麦稈真田編をしてみました。
麦稈真田編はばっかんさなだあみと読みますが私は麦わら編みと思ってずっとそのまま放置していました。今回検索をして、それが産業として明治の頃には輸出の花形だったことを知りました。産業の資料としての本などは出てきましたが編み方としてはほとんどネット上には載っていなくて今回の掲載は珍しいものとなりそうです。(SAKURAはマイナーなので結構こうしたものが多いのですが…)
麦わらをこうした状態で編んだものをテープのように巻いてそれを帽子等に加工します。ずっと昔には手芸屋さんでも見かけた気がするのですが~
上の写真は左より三つ編み、四つ組、五つ平編、菱編み、六つ菱編、八つ菱編み です。
4月30日に平紐の結びとして薄紙の栞を作り、三つ編みの編み方を載せましたので参考になさって下さい。
菱編みは2本のわらを折って4本として編み、六つ菱編みはそれに2本(緑と紫)が加わります。八菱編みはもう2本加わっているのがお分かりと思います。
稈(わら)は太さが異なりますが幅を揃えた紙で菱編みを編むと綺麗な菱形の連続になり稈とは違った表情になります。真田紐で編んだらもっと趣の異なるものになるでしょう。
いづれ何か作品にしてみたいと思いますがとりあえず編み方の見本を載せておきます。
こちらも例年通り、お盆を過ぎた途端、吹く風が秋めいてまいりました。
真田紐は存じていましたが、麦稈真田編というのは初めて聞きました。
でも、なんとなく見たことがあるような気がいたします。
とてもきれいなものですね。
色の組み合わせで雰囲気も変わって楽しそうですね。
麦稈真田編みは私も名前を知りませんで、麦わら編みとずっと思っていました。昔は麦やイ草の産地では誰でも出来た手業だったようです。時々そうした産地で習得した方の講習もあるようですが、だんだんすたれてしまうのでしょう。
稲の藁は撚って縄にし、麦稈は編んで紐にする、昔の人の知恵はすごいですよね~ 廃物を新たな原料に加工して草鞋や籠などまったく違う製品を生むのですから~
ところで投稿が上手くいくようでよかったです。