これは妹背山の名が付いています。裏表が紅白になっている紙で折りました。つまり一方には裏が出ているわけです。
狂歌は 結びては妹背の山の中に折れるよしのゝ紙のよしや離れぬ とあります。
「妹背の山の中に折れる」とあるのはもしかすると折り方の暗示かもしれません。裏面を出すのに二枚を重ねて折って中を引き出して色違いにするのです。後半は 吉野の紙はいいから離れない と宣伝しているのかも知れません?連鶴は接点が数ミリなので繊維の強い紙でないと切れて(離れて)しまって折れないのです。
妹山、背山が繋がっておめでたい折り方です。
『妹背山婦女庭訓』では妹山の雛鳥と、背山の久我之助は悲恋ですけれど~
お正月や雛飾りに、このような紅白の鶴も飾ったら、一層華やぎますね。
となると雛鳥と久我之助は松江と先の福助で、どうも若い二人に
感情移入ができなかった記憶があります
(好みの問題です・・ファンの方すいません♪)
後に観た別の配役の時はお話そのままに感激しました
おばあちゃまも「山の段」好きでしたよね
それにしても鶴ちゃん達が数ミリでつながっているとは・・・
驚きです!
最近の観劇はなんだか教えて下さいね。
月見さん、こんな科白が「女庭訓」なのでしょうね。
小波と戸無瀬の道行きといい親は家が不仲だと苦労しますね。その中での純愛が賞賛されるのでしょうね。