佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「アフタヌーンデライト」

2017-06-23 19:59:12 | 日記
K18金  ¥3270
プラチナPT950 ¥3070
【6月23日(金)即買値】

すみずみまで、神の宿る島だった。
ランチのあと部屋に戻ると、わたし
たちはだっぷりと時間をかけて愛し
合い―――
わたしたちはそれを「アフタヌーン
デライト」と呼んだ―――、

同じだけたっぷりと午唾をむさぼ
った。昼寝から目覚めたら、夕食
を食べに外に出かけて、その足で、
ガムランを聴きに行ったりした。

年末から年始にかけての六日間。
旅が終われば、わたしは東京へ、
彼はシンガポールへ。空港で
別れがふたりを待っていた。

「寂しいな、あしたは離れ離れ
になっちゃうんだね。今はこん
なに近くにいるのに、あしたの
今頃はもう、手を伸ばしても、
届かないところにいるなんて」
彼は心の底から、寂しがって
いるように見えた。

「雫ちゃんも、寂しい?」
可愛い人、裸の彼の胸に耳を
当て、心臓の鼓動を聞きながら、
わたしは思っていた。

あなたは、とても可愛い。愛して
も愛しても、愛しても、愛し足り
ないくらい、愛してる。もう一度、
いいえ、何度でも、わたしはあな
たを抱いてあげたい。抱き合った
まま、つながったまま、眠りだい、
それくらい、好き。

「寂しいよ」
っと、言った。

でも、本当は、ちっとも寂しく
なんてなかった。
初めから、覚悟を決めて、飛んで
きたのだ。

この旅が終われば、この恋も終わる。
終わりにしなくてはならい。これ
は遊びの恋。真剣な、火遊び。

それをいとおしみ、味わい尽くす
権利は、大人だけにある。
わたしは、離婚歴も不倫歴もある
二十九歳。自分を、大人の女だと
思い込んでいた。

分別も常識もある大人の女。

信念を持っていた。大人の恋とは、
ただ楽しむためにあり、そこに
決して、生活とか将来とかを持ち
込んではならないのだと。







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「現在は過去からの贈り物」 佐久市 金買取 ヤナギダ店長コラム

2017-06-23 16:33:55 | 日記
K18金  ¥3270
プラチナPT950 ¥3070
【6月23日()金即買値】

ブログ:
プレゼントには「贈り物」の他に
「現在」という意味があります。
どうしてそうなったんだろう・・・。
そう考えると面白いことに
気づく。

今この現在があるのは、過去が
あったからこそ。
つまり、現在は過去から送られ
てきた贈り物なんです。
だから、現在のことを「プレゼ
ント」と言うのではないかと
思います。

別の見方をすれば、自分がいま
こうして生きている瞬間は、
未来の自分へのプレゼントでも
ある。

そんなふうに考えれば、現在(いま)
という時間が、とても大切」なもの
に感じられる。

そして、いまを作ってくれた過去に
感謝したくなる。






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お勧めミュージック Ⅱ:佐久市 金買取 ヤナギダ店長コラム

2017-06-23 10:36:20 | 日記
K18金  ¥3270
プラチナPT950 ¥3070
【6月23日(金)即買値】

ブログ:
YouTube :
『Dan Gibson's Solitudes:
Piano Cascades (Full Album) 』

解説/環境音楽
川の音をベースに
ピアノ伴奏+小動物の鳴き声です。
一日中聞いていられます。
カナダ発、世界的に売れたCD、

Piano Cascades
[ピアノ・カスケイズ] CD,
Enhanced, Soundtrack, Import


写真はCDジャケット




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「私には失敗する権利もあるんだ」

2017-06-23 06:25:19 | 日記
:迷ってしまったら!?
天才バカボンのパパも言って
いるじゃないか。

「これでいいのだ」
けだし名言だ。
人間が生きていくうえで、予
測できたときに、予測できる
ことを確認しても始まらない。

予測できたときに、想像通り
になる人生は、やってみる必要
はない。

想像できないものがあったとき
に、想像できない何かをやって
みて初めて、

「ああ、こうなるんだ」ってわかる。

それが人生なんだ。

内容を知っているストーリーを
読んで、おもしろいかなぁと
いうこと。
結論を知らないから、ドキドキ、
ハラハラするわけで、ピンチが
あって、それを乗り越えるから
いい、

そういうもんじゃないだろうか。

「世間の常識が」とか「世間の
目が」とか言うけど、そんなも
のも最初からないんだよ。

やってみたら、なんでもありな
んだよ。


※人生は選択の連続なんだ。
ハムレットの「To be or not
to be ~」

「生きるべきか、死ぬべきか、
それが問題だ」

つかこうへい流なら
「日和(ひよ)るめぇか、
日和らざるめぇか」


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「遠 恋」―Ⅲ―⑵

2017-06-23 00:00:00 | 日記
「きのうは」
と、わたしは言った。

きのうはわたしの誕生日で、
あなたはわたしの誕生日に、
お店に現れたんですよ、何よ
りもまず、そのことを伝えた
かった。

わたしより先に、あのひとが
言った。

「会えて、ほんとによかった。
なんできのうのうちに、電話
番号、訊いておかなかったん
だろうって、訊いてたら、会
えたかもしれない

って、今ちょっと後悔してる。
いや、実は書店で別れた直後
から
ずっと、後悔してた」

耳に飛び込んでくる。まるで
奇跡のような言葉。一日遅れ
の、神さまからの
バースデイ・プレゼント。

「きのうね、わたし誕生日だったん
ですよ」

「え!それはすごい偶然だ。
おめでとう。三月十七日って、
聖パトリック.デイじゃない。
知ってる?マンハッタンでは
その日、
盛大なお祭りがあるんだよ」

「井上さんは、いつからアメリカ
に?」

「二年前から。その前に、学生時
代に交換留学生で、西海岸に一ヶ
月ほど」
そのあとに語られた、あのひとの
ライフストーリー。

夜の静寂の中を、月明かりにに
導かれて、すいすいと進んでい
く一艘の小舟のような、軽快で
明快な物語。

その舟の作る波に乗って、どこ
までも
どこまでも、ついていきたくな
るような。



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