佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

チョコレートとろけるように抱きあいぬサウナの小部屋に肌を重ねて

2022-09-06 17:10:14 | 日記

 

深い夜に、レールの向こうで
たくさんの蛍が光る。
そのうちにそれが、紫の羽を
持った無数の蝶に変わり、
なぜか白いシーツをバックに
舞っている
それを小さな少年が、瞳をこら
して見ている。

横に、なぜかお下げ髪の少女に
なっている私がいて、怖くてそば
へ行けない。
「帰ってきて、帰ってきて」と、
叫ぶだけだ。
 目覚めると、寝返りをうった彼
の寝息がかすかに聞こえる。
その体を、私はしがみつくように
抱きしめた。
朝、彼を送り出すときの、背中を
見るのがつらかった。
 彼に妻子がいようがいまいが
どうでもよかった。

ただ、
いつも判然としない想いにおそわ
れる。
これが、最後ではないかと・・・・・。
背を向けて遠ざかる時、
一瞬、
カレの存在自体が消えるような
気がした。



https://www.youtube.com/watch?v=P2Vy0OR2l7I


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言ひ過ぎし会議の後を降りきたる地下の茶房に一人となりぬ

2022-09-06 17:04:00 | 日記

 

早咲きですぐに枯れる花も
あれば、
遅咲きで見事な花をつける種もある。

人はそれぞれ、自分なりの方法論や
テンポがあるため、これらを無視し
たやり方はあまり効果的ではない。
恋愛も仕事も・・・・。


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一日を終えたまたすぐに明日がくるカレンダーには苦しみがない

2022-09-06 17:04:00 | 日記

丸みを帯びたポットの中で、
紅茶の葉っぱがゆるゆる開
いてゆく様を思い浮かべな
がら、わたしは、高鳴る胸
の鼓動を聞いていた。この
お茶を飲んだあと、もう
一度抱かれる。

 

三本のマッチ一つ一つ擦る
夜のなか
はじめはきみの顔をいちど
きに見るため
つぎはきみの目をみるため
最後のは君のくちびるを
みるため
残りのくらやみは今のす
べてを思い出すため
きみを抱きしめながら

 

https://www.youtube.com/watch?v=K-tYTT2Ypxc

 


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竹林に目まいのような蝉の声聞きおり我は一本の竹

2022-09-06 12:00:49 | 日記

喧嘩で、男と女の関係が
わかります。

本音を言えない関係は、
心がふれていません。
たまに本音を言って喧嘩に
なる関係は、どちらかが
耐えています。
心の中に敵意がめばえます。

いつもお互いが感情を出せる
関係は、心がふれています。
しこりも残りません。
昔から、ケンカするほど仲が
よい、といいます。
心のふれあいは、相手を見守る
自分に素直になるところから
生まれます。


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わたしたちは出逢った瞬間から、磁石と鉄になってしまうのだ。

2022-09-06 11:54:16 | 日記

 

あるとき彼はわたしの
手を取り、五本の指のすみ
ずみにまで力を入れて握り
しめ、
わたしの体を引き寄せる
だろう。
わたしはまるで川面に落ちた
木の葉が風に誘われて流れて
いくように、彼の方に向かっ
ていく。

すると彼はわたしの頭を
彼の胸の中に抱え込むよう
にしながら、わたしの体が
彼から決して離れられない
ように、両腕で囲んでしまう。 


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「寒いね」と話かければ「寒いね」と答える人のあたたかさ

2022-09-06 11:54:16 | 日記

 

好みのタイプを聞かれて

建前:「年下の人」。


本音:あなたは対象外です。


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一つの色が、もう一つの色を出会うことによって、輪軸がよりくっきりすることがある

2022-09-06 11:52:59 | 日記

 

 

草わかば色鉛筆の赤き
粉のちがいがいとしく
寝て削るなり


矢のようにすぎていく
油断するとあっという間
こんなに大切なことが
知らないうちにどんどん
流されていくとは知らなかった 


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「ひそやかに消えることのない火」

2022-09-06 11:50:29 | 日記

まぶしいほどに健全な 正午の
カフェで

かつて愛したひとと会う
ふと合う瞳に 思い出の影
揺れては駄目、と頭(かぶり)を
振って
強く 強く 強くならなきゃ
友達でいると 決めたのだから

 


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