佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

数多(あまた)なる窓を集結せるビルの互(かた)みに背(そ)むき立ちてゐたりき    >『傷心と空虚、どっちをとるか』

2022-09-11 17:00:48 | 日記

結婚を別にして、人間は、男と女の 
関係が始まったらあとは別れがある 
だけだ。これは体験的要素。 

問題は、別れがはやい時期におとず 
れるか、あるいは少しでも先にひき 
のばせるかだけ。 

恋の初期があれだけ甘美でめくるめ 
くような興奮で満たされるのは、つ 
ねにどこかに、いつかこの恋で終わ 
ることを恐れる気持ちがかならずか 
くされているからである。 

あなたは、『空虚』と『傷心』と、ど 
ちらをとる?」 

私は、「なにがなんでも 
『傷心』に決まっている」と飛びつけ 
ないのだ。 

若いときの傷のなおりははやい。傷口 
はすぐにふさがり、傷あとさえ残らない。 
肉体的にもそうだ。ヤケドなどしても、 
二~三日で消えてしまう。 

ところが年をかさねるにつれて、傷は 
なおりにくくなり、傷あともなかなか 
消えない。へたをすると、傷口は永久 
に残ってしまうこともある。 

しかし冷静になって考えると、男と女 
の関係、いいではないか。別れもまた 
いいではないか。大事なのはどのよう 
な別れをするか、その別れの質なのだ 
から。 

せめて、いい別れ方のできる恋愛であ 
るよう、と心をくだくべきであって、 
ティーンエイジャーのように尻込みす 
るときではない。 

いまは初秋である。庭を吹く風に透明度 
がくわわり、ひんやりと冷たい。 
それにしても妙にさびしいものだ。 

 


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「いつも瞳は澄んでいよう」

2022-09-11 16:57:15 | 日記

 

明治の女流歌人・与謝野晶子 
の生まれつきの器量は、あま 
り恵まれていなかったそうで 
す。 

それが晩年の晶子はほれぼれ 
するほどに美しかったと言い 
ます。 

堺の旧家のいとはん(お嬢様) 
として育った晶子が、与謝野 
鉄幹を慕って家出、たくさん 
の子供をかかえ、貧困にあえ 
ぎながら夫の鉄幹を励まし歌 
や文学の道を生き抜いた厳し 
い生きざまが、 

晩年の晶子を、いぶし銀のよ 
うな美しさに磨きあげたので 
しょう。 

昔からの諺に、 
「目は口ほどにものをいい」 
「顔は心の窓」といいます。 

どんなに美しい目や美しい 
顔立ちをそなえていても、 
その目に光がなく、その顔に 
生気がなければ、少しも美し 
さは感じさせない。 

美しさは造作ではないのです。 
ましてや塗ったり染めたり 
するような洗ったらはげてし 
まうようなお化粧で左右でき 
るものでは決してありません。 

“いつも心は燃えていよう 
  消えてしまっては駄目 
いつも瞳は澄んでいよう 
 濁ってしまっては駄目 


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しっとり湿る疑問符軒先に吊るしてあした逢うか逢わぬか

2022-09-11 12:00:19 | 日記

「疑問符」は実態のあるもの
ではないから、比喩的に「相
手への疑問を消しきれずに、
軒先を見つめて、思いを
宙に漂わせる。

この人といつまでも一緒に
いたいと思う感情って、
こんな短時間で形成される
んだ・・・・・
人が人に惹きつけられるの
って、時間じゃないよね。

その人の個性がはっきりでて
いて、
それを好ましく思えば、
こんなにもすぐ人を好きになれる


https://www.youtube.com/watch?v=ZZAa_S0hY1Q


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寒天質に閉じこめられた吾(♀)を包み駅ビル四階喫茶室光る

2022-09-11 11:57:28 | 日記

それは鉄のように固く閉ざす 
ものではなく、また、ガラス 
のように冷たい感じのバリゲ 
ートでもない。 
世界からも自分は見え、自分 
からも世界は見える。個体と 
液体の中間のような感触。 
無色透明だけれど、確かに 
存在する膜を身にまとって 
いる。 

青春の、いいようにない 
憂鬱や理屈ぬきの清潔 
やわけのわからない孤独 
などが「寒天質」を形 
づくっているのだろう。 


「よく聞けば」 
法廷で女の証人が呼び 
出された。 

判事「何才ですか?」 

女の証人「21才と数か月・・・・・」 

判事「はっきり言ってください。 
宣言してるんですから」 

女の証人「21才と百二十カ月」 

傍聴席「ざわざわ!?!?!?」 

 


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“心の身じたく”はできているか

2022-09-11 11:57:28 | 日記

四十六歳になる婦人が乳がんと 
診断され、しかも手遅れで、あ 
と数か月の命と宣告された。 

婦人は、父親の故郷である山口 
に旅し、旅から戻ると、大学生 
と中学生の二人の息子に向けて 

自分の生い立ちや生き方などを 
書き綴った。そして、母親がい 
なくなっても困らないようにと、 
息子たちに料理を教えた。 

「交通事故で突然死ぬことを考え 
れば、むしろありがたい、やるべ 
きことはすませられるだから」と、 

気丈に自宅で闘病生活を送った。 
最期の一か月は、美しい母親と 
しての思い出を残したいから 
日々衰える姿を見せたくないと、 

息子たちの病室への入室を禁止 
した。 

やがて婦人は亡くなり、地元紙 
の広告欄には、訃報とともに 

「この度、私は病気により急ぎ 
旅立つことになりました。・・・ 
皆様に、心からお礼を申し上げ 
お別れをしたいと思います」 
という自筆のお別れの言葉が 
掲載された。 

誰にも死は訪れます。取り乱して 
いたずらに時を過ごすのではなく、 
死をきちっと見据え、 

自分はこれだけのことをしたと胸 
を張れるように、今をしっかりと 
生きたいものです。 

 


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「暗い顔で鏡を見れば、イヤなことが起こる。笑って鏡を見れば、いいことが起こる」。

2022-09-11 11:55:27 | 日記

鏡は、昔から、魔法に 
使われていました。 

鏡には、人にエネル 
ギーを与える不思議な 
力があるのです。 

朝、顔を洗うから、鏡を 
見るのではありません。 

朝、鏡を見ることで、あな 
たの一日が決まるのです。 

『朝、鏡を見て、 
とびきりの笑顔で笑おう』 


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もう抱けぬ重さの吾子の弁当に取りておくいちばん大きい苺  >“知恵の時代”の有効資本

2022-09-11 11:50:47 | 日記

 

家族の変化、それもとても

小さなものに、一番敏感な

のは母親だろう。赤ちゃん

から子どもへ。抱ける抱け

ない、という自分の腕で感じ

とる変化。子どもが自分の

手からだんだん離れてゆく

ことへの、一抹の寂しさ。

 

 


「人を使うに、我が心の如く 
 せんと思わねば廻らないもの 
 なり。 
 叱れば道理と思いながらも 
恨み僻み、厳しく使えば目 
を盗み、 
 緩過ぎれば怠け、あまき 
言葉に乗る。

 仕末に困るもの故に、人を 
使うは身を使うなりという 
述懐も起るなり」

 「それ人を使うには、我が身 
を顧るを要す。慈悲を本とし、 
 少しの過ちは見すごし、 
 大切なることは少しも赦さず、 
 言葉を慎み、行正しく、法に 
過ぎて使わず、使うべきには 
必ず使う。

かくして依怙なければ、情に 
感じて心服するものなり」 
 (常盤貞尚『民家分量記』 
 人間の弱さ、ずるさを十分に 
理解した上で、人を使うには、 
まず我が身を正すことだと 
力説している。

リストラという名のもとに 
様々な中高年齢者いびりが 
見うけられるが、そうした 
経営者を見る社員や社会の 
目は厳しく、その裏で本当に 
大切なものを見失っている 
 ことに気がついていない。

これからの知恵の時代を勝ち 
残っていくには、人材こそが 
勝負である。 
そんな企業に、優秀な人材が 
集まるとは考えられない。  
 

 


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