たぶん人間の心の中には、
自分でも手の届かない
深海のような場所があり、
眠っていた感情、または
昇華しきれなかった
心の澱(おり)のような
ものが、ある瞬間に吹き
出すことがあるだろう。
水に何を書きのこすことが
できるだろうか
たぶん何を書いても
すぐ消えてしまうことだろう
だが
私は水に愛を書く
たとえ
水に書いた詩が消えてしまっても
海に来るたびに
愛を思い出させるように
僕たちは夢をみた
何千回も夢をみたが
何旋回も夢からさめた
そして 夢をみていたことを
ひたかくしにした
楽しいことは何もなかったが
忘れたふりをしていると
わけのわからないおそれを
忘れることができた
そしてきみ出会えた
きみはあの光りかがやく希望の中に
生きていた
その人を思う気持ち以外に
何もいらない
そんな人にどうして
なれないのだろう
矢のようにすぎていく
油断するとあっという間
こんなに大切なことが
知らないうちにどんどん
流されていくとは知らなかった
気をひきしめなくては
油断したまま終わりがきそう
誰かを思い
せつなくなる時
その気持ちを大事にしよう
心の奥まで歌が届く理由に、
童謡や唱歌には四分音符の
一つ一つに言葉がついて
いくことが多い。
「さいたさいたチューリップ
の花が」といったように四分
音符に一つずつ言葉がつくと、
一種の独特のリズムができます。
よくヒーリング系の曲に使わ
れる「癒しのリズム」なのだ
そうです。
「赤とんば」といえば、阪神
淡路大震災のときのエピソー
ドが思い出されます。
ある十階建ての建物が倒れ
八人が生き埋めになってしま
いました。
そのうちの一人の主婦が、助け
を待ちながら「赤とんぼ」を
歌ったそうです。
生き埋めになった人たちはみな、
その歌に励まされた。十時間後、
八人のうち七人が無事に救出さ
れたそうです。
なつかしい歌には人間を鼓舞(こぶ)
する力もあるのです。
この場合、三木露風作詞、
山田耕作作曲の「赤とんぼ」は
童の歌というより生命の歌
です。
赤とんぼは幸せのとんぼなの
です。
唇と唇が触合った瞬間、
私は目を閉じました。
清潔な口づけ。
ふたりのあいだには
躊躇(ためらい)いも
なく、文字通り、
自然な成りゆきで、
それはゆっくり始まり、
唐突に終わりました。
近すぎて見えなかっ
たものも、
遠ざかる時ははじめ
てその形がよくわかる。
賢いウサギは三つの
隠れ穴を持っている。
そうすれば、危険なとき
でもどれかの穴に逃げ
込ん助かることができる
のだ。
ひとつのことばかり集中
していると、うまくいかなか
ったときにすべてがなくな
ってしまう。
何ごとにも三つくらいの対
策を用意しておくのがよい。
才能を
見つけてくれる人に、
人は動かされる。
自分の部下を「あいつはダメだ」と
言う上司は、人を動かすことが
できません。
上司の仕事は、自分の部下がダメ
かダメでないかを判断することで
はありません。
ほかの人がダメだと言ったとして
も、その部下の才能を何か見つけ
てあげるのが仕事です。
これは、プライベートでも、恋愛
関係でも、まったく同じです。
人間は自分の才能を見つけてくれ
てもらう喜びが、やる気になりま
す。
その見つけられた才能を使う喜び
が、人を動かしていくのです。