佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

「わたしの胸はひび割れに、染み通ってきた 」

2022-09-22 17:48:39 | 日記
ひび割れた胸の中で、
さっきから、叫び続けて
いる女がいた。


この夜が終わらぬように
抱きしめて

細き私のうなじ支えて

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「僕の青い鳥」

2022-09-22 17:47:33 | 日記
「きみ」が並んで眠っている。
なにもかもつかみとろうと
いうように、闇にむかって
伸ばされた右手。

自由への思いとも、自己表
現への焦燥とも、表現の苦悩
とも
さまざまに受け止めること
のできる「右手」である。

彼は、自分のように手を伸ばす
こともなく、伸ばしきらぬまま、
満たされているようだ。


幸せは、遠い闇の向こうにでは
なく、こんな身近がところに息
づいているようなものなのだ。


“わが右手暗闇にのばせば
のばしきらぬ

ほどなる位置にきみの左手“

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「生姜のように・・・」

2022-09-22 13:50:27 | 日記
薬味というのは、主役ではない
けれど、それがないと主役まで
もが今ひとつの印象を与えて
しまう。

逆に、薬味がぴりっときいて
いれば、少々頼りない主役でも、
ひきしまってそれなりのものと
なる。

主役と薬味の関係を、男女の
関係に似ている。

表向きの主役は男性だが、実は
しっかり、彼を彼たらしめている
のは女性のほうなのだ。

「女性が薬味=引き立て役」そ
れが押しつけられていない。
その人の持ち味や魅力(短所で
あっても、愛があればそれは魅力
になる)を理解したうえで、本人
が進んで薬味になろうとする。

誰かの薬味になる人生――それは
言い換えれば、誰かにとって
なくてはならない存在となる
人生だ。

愛する人の薬味になれたら、幸せ
ではないだろうか。

“頼りない湯豆腐のような
君なれば

生姜のように座ってあげる



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『挨拶美』

2022-09-22 13:50:27 | 日記
ごきげんよう。


お早うございます。
こんにちは、
こんばんは、

こんな短い言葉の中に、
真心を込められる人は
素敵だ。

繰り返しそれを聞きたいし、
また何度でも会いたいとも思う。

面子や立場にこだわらず、さり気
なく優しい言葉を掛けられる人は、
人間としてスケールが大きいのだ
と思う。

挨拶をするということは、ナマー
以上に、お互いに優しさと思い
やりを掛けあうことに他ならない。

挨拶美人は人に好かれる。
そう、
これは絶対間違いない。

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八番目の曜日 ―完―

2022-09-22 13:45:51 | 日記

人の一生には、その人だけに訪
れる、八番目の曜日がある。

わたしにそのことを教えてくれ
たのは、父方の曾祖母だった。
名前を、キヨエといった。
キヨエはあちゃんは、わたしが
中学一年生の時になくなって
いるから、わたしがその話しを
聞いたのは、それ以前という
ことになる。

「でも、いつ来るの?日曜日の
次に来るの?それとも土曜日と
に日曜日の次に来るの?」
「さあ、それはわからん。人に
よっていろいろじゃ。来ても、
気づかない人もおる」

「あたしにも来るの?」
「ああ、詩音ちゃんにも来る。
その日には、詩音ちゃんの一生で
起こることが何もかも全部、一日
のうちに起こるんよ。ええことも、
悪いことも、全部な」


「そこにいたんだ?呼び出し音
なしでいきなりつながったんで、
びっくりしたよ。同時に受話器
を取ったんだね?」

「嬉しい」
と、わたしは言った。
「ありがとう。電話をくれて」
そう言ったきり、言葉が喉につか
えて、あとはもう何も、言えなく
なった。べっトに縛りつけられて、
まるで蛹のような姿になっていた、
哀れな父の姿が浮かんだ。

お父さんが、死んだの。ついこの
あいだまで、生きてて、偉そうに、
タバコ臭い息で、わたしに説教な
んかしていたのに。もうすぐアメ
リカへ行くよと言ったら、「ニュー
ヨークでジャズを聞いてこい」な
んて、わかったようなことを言っ
ていたのに。

わたしの口から実際に出た言葉
は、
「もう会えなくなったの、お父
さんに」
それだけだった。

「どうしてなんだろう。きょうに
限って俺、朝からずっと胸騒ぎが
して、何がなんでも絶対に電話し
なきゃて思った」
と、あのひとは言った。

海の向こうで、気が遠くなるほど、
遥か彼方にある岸部から。

「会いたい」
と、わたしは言った。それは
言葉ではなくて、叫びだった。
会いたくて、会いたくて、た
まらない。そばにいて欲しい。

抱きしめて欲しい。
なのに、会えない。会いに行
けなくなった。心も躰も岩に
ぶち当たり、木っ端微塵(こ
っぱみじん)に砕け散る、
波飛沫(はしぶき)のようだ。

「何も話さなくていいから」
海の向こうから、遥か彼方から、
見えない岸部から、あのひとの
声が耳に流れ込んできて、躰中
を巡り、わたしを拐って、どこ
かへ運んでいこうとしていた。

希望と絶望の渦に、わたしを巻
き込んだまま。
「泣いていいよ。泣きたければ、
いつまでだって、好きなだけ泣
いて。俺はずっとそばにいるから。
ずっと、詩音ちゃんのそばにいる
から」

あのひとはいつまでも、わたしの
そばにいてくれる。
あのひとはいつでも、わたしの手
の届かない場所にいる。

その日――――八番目の曜日に、
ふたつの思いに引き裂かれたわた
しの躰は、それからもう二度と、
もとに戻ることはなかった。


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この淋しさの源を知らないふりをする。

2022-09-22 13:45:51 | 日記

 

だれかをすきになると
いつだって
自分が試される。

すきになって
どんな行動をするか。
どんな言葉をつかうか。

すきな人との関係は
計画どおりにいかない。

考えることはできるけど
結果は、残念ながら
わからない。

だから、試される。

自分のために
すきな人のために。

できることをしていたい
それが、いま、できること。

不器用だけど

それが、精いっぱいの
すきにになること・・・・。


でも

山あり
 谷あり
 ありすぎなんです。

 

いつも・・・・・
秋風が吹くころに想うことなんだ。

 


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彼のことを、何も知らない。

2022-09-22 13:45:51 | 日記

 

子どもが母親を慕うように、

時として誰かを
求めたくなります。 


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答えなんてないのに

2022-09-21 16:50:56 | 日記



静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を

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「人生を変える自由」

2022-09-21 16:49:37 | 日記
仕事がつまらないとか、嫌い
でしかたないっていう人が
いますよね。

それって誰かに強制されて
やっている仕事なんでしょ
うか。

刑務所の中なら話は別だけ
ど、
この自由な社会で自分で
選んでやっているわけです
よね。

「嫌だな」と思うのなら、
嫌じゃないものに変えてい
けばいいと思うんです。

「こんなことをしたい」と
思ったら、
それに向けての努力はしなく
っちゃいけない。

「いつかはいい仕事に就ける
だろう」というだけでは足りない。
やる時はやらなきゃ。

私たちには、努力で
自分の人生を変える自由がある
んだから。

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愛おしい言葉。

2022-09-21 16:47:55 | 日記

 

 

どうして人は人を、好きになっ
たするんだろう。

悲しくなるとわかってて、淋し
くなるとわかって、そんな恋
でも、平気で踏み込んでしまう
のは、なぜ。


あのひとの言葉を、ひとつ残らず
覚えていた。

優しい言葉も、熱のこもった言葉
も、さり気なく置かれたひとこと
も、ただの相槌でさえも。いいえ、
それは覚えていたのではなくて、

突き刺さっていたのだ。

恋ってそんなにすてきなもの?
だったらなぜ、恋すると、こ
んなにたくさんの涙が出るの。 


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恋の魔力が忍び込む

2022-09-21 11:30:40 | 日記
人間関係、とりわけ『恋愛』に
人は思い悩むものである。

好きになった時、気持ちを相手
に伝える時、失恋した時、別れ
の時。そして想いが通じ合って
いる二人でも悩みはつきない。

「どうやって“好き”という
気持ちを伝えよう」
「ふられたらどうしよう」

「あの人には、別に想う人が
いるのではないか」

「ほかに想う人ができちゃっ
たけれども、どう別れを切り
出そうか」・・・

こと恋愛に限らずとも、ただ
でさえ人間同士のつきあいは
難しい。ましてや一対一の
恋愛関係においては、感情が
入り乱れるうえ、

性別の違いもあるし、相手に
よって状況が違ってくるのだ
から、普通の人間関係より悩
ましいのも当然といえるだろ
う。

シェイクスピアが「恋が平穏
無事に進んだためしはない」
と言うように、古今東西の
哲学者や作家、詩人など知性
ある人も、

その難しさや悩ましさでは
なぜ人は恋愛に生きるのか
―――。

多くの賢人や恋愛の達人が
言うように恋は人間の活力
であり、愛は人生の光なの
である。

ラブレターを書くには、
まず何を言おうとしている
のか考えずに書きはじめる
こと。

そして、何を書いたのかを
知ろうとせずに
書き終わらなければならない。
ジャン=ジャック・ルソー

フランス女性は
裏切られたらライバルを
殺す。

イタリア女性は、
だました男の方を殺す。

イギリス女性は
黙って関係を断つ。

だが、みんな別の男に
慰めを見いだす。
/シャルル・ボワイエ

美しい唇である為には、
美しい言葉を使いなさい。

美しい瞳である為には、
他人の美点を探しなさい。
/オードリー・ヘップバーン


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真夜中の雨音 ―1―

2022-09-21 11:29:25 | 日記

白妙のシルクのワンピースの胸に、
かずみ草のコザージュを飾った
佳代子は、心なしかふっくらと
した頬を桜色に染めて、ふわふわ
と幸せそうに見えた。

桜の季節に、悲しい目的で、わたし
の部屋に泊まりにきた佳代子。あの
夜、ふたりとも寝たふりをしていた
けれど、わたしには、わかっていた。
明け方近くまで、彼女が肩を震わせ
て、泣いていたこと。

あの夜から三ヶ月が過ぎて、
「燃えるような恋じゃないんだけど、
静かに受け入れて、育てていく恋も
あるのね。彼は追い求めなくても、
いつもそばにいてくれる人、

恋焦がれなくても、そばにいてと
願わなくても、手を伸ばせばすぐ
届くところに、いつもいてくれる
人なの。詩音ちゃんならきっと、
こんな気持ち、誰よりもよくわか
ってくれるでしょ」

「うん、わかる。佳代ちゃん、よ
かったね。ほんとにほんとによか
ったね」
新しい恋に巡り会ったことを、佳
代子は電話で伝えてきた。

その電話からほどなく、佳代子は
ホテルの仕事を辞め、九月の初め
に挙式と入籍を済ませ、すでに京
都府下の山村――――名前を美山
町といった――――の住人となって
いた。

東京近郊で暮らしている、新郎
新婦の親しい友人だけを招いた
パーティー。高校時代の友だち
が囲んだてテーブルには、千夏
の写真を飾った。

窓の外では街路樹の木の葉が思
い思いに色づき、秋風に誘われ
て、はらはらと地上に舞い降り
ていた。

「ねえ、詩音ちゃん。もしかし
たら愛は、ちょっと狂おしくな
んか、ないかもしれないよ。せ
つない想い、張り裂けそうな胸、

そういうのは愛とは、呼べない
のかもしれない。

愛はもっと穏やかで、身近にあ
って、日常的なもの。
それでいて。超然としてて、途
方もなく強いものなのよ」
目の前のシャンパングラスを手
に取り、わたしは一気に飲み干
した。

わたしの愛は――――
愛は、どこにあるのだろうと
思った。
笑顔と祝杯と拍手と花束と、
「おめでとう」「お幸せに」
「よかったね」の渦巻きの中で、
わたしはひとり、さがし求めて
いた。
 
答えの見つからない、問いの答え。
せつない想い。張り裂けそうな胸。
手を伸ばしても、いつも届かない
よころにいる、あのひと。

悲しいことがあった日も、嬉しい
ことがあった日も、わたしは淋し
くて、たまらなくなる。追い求め。
会いたいと焦がれ、そばにいて欲
しいと願っている、

こんなわたしの愛は――――。
愛とは呼べない?
「アイシテイル」とつぶやくた
びに、心がわっと泣きだしてしま
いそうになる。
こんな愛は・・・・・。


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女がもっとも好きな男のタイプ

2022-09-21 11:27:11 | 日記

女は神が好きだが、
悪魔も嫌いではない。


中でもっとも好きなタイプ
は、

神と悪魔を一緒にしたような
オトコ。

 

 


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いろいろ奪うと、大人ができる。

2022-09-20 12:08:11 | 日記

子供のころの自分と比べると、

いろいろ無くしたものがある。



中でも最も大きなものは、

無邪気さかな。

音楽って、その無邪気さ

みたいなものかもしれない。


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約束のない一日を過ごすため一人で遊ぶ「待ち人ごっこ」

2022-09-20 12:08:11 | 日記

一旦、別れてまた合流する川の

ように、彼女の中から懐かしさ

が溢れ出す。それは長く忘れて

いた感覚で、出会いの頃の息苦

しいほどのときめきを伴って

いる。

 

帰って来たのは私の方だと彼女

は気付く。男に初めて会った、

あの日の自分に。

 

肩の力がふっと抜けた。喜びが

体の筋々に伝わって、ゆっくり

筋肉を弛緩させてゆく。

涙に濡れた顔が和む。舌が甘や

かな言葉を紡ぎだす。

 

かけひきなど意識せず

自然体で恋はしたい

と思うものの 素のままで

心をぶつけ合うと

よじれた部分も 生まれてくる

 

時には 化粧も必要だろうか

素のままで、 

疲れない恋になるには

ある熟練と 

よじれる心を 積み重ね

 

解き放つまでの  長い  長い

時間を経ていくのだろう

小休止といっても

余裕のある心でなければ

迷うだけの  

うつろな時間に なってしまう

 

それでも 積み重ねたら、

いつか 実になる日が

来るのだろうと・・・・・

そう思って

ひとりの夜を

いやおうなく過ごすのもいい 


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