さぽつぴ日記

天然系主人・Sapo(娘)・Tsupi(私)の三人の生活を不定期更新中!

パンを焼く

2016-04-08 15:21:35 | 日常

Sapoと本屋さんに行くと、

「ちぎりパンを作ろう! エンゼル型つき」

と言うような本が、何冊か並んでいた。

エンゼル型というのは、輪になったパンを焼く型らしい。

それを見たSapo、

「これ欲しい!ちぎりパン、焼いてみたい!」

と本を手に取りじっと見ている。

本のお値段を見てみると、どれも2000円ほど。

 

今時、パンのレシピなんてネットでいくらでも手に入るのに、2000円も払うのはもったいないと思う私。

エンゼル型だって、Sapoがそう何度も使うとは思えなく・・・。

(家には、そういうクッキー型やマドレーヌ型が、たくさんある・・・笑)

 

「よし!家にあるもので作ろう!」

と提案してみると、Sapoもすんなり、

「それならその方がいいね!」

と納得してくれた。

ふふふ・・・2000円、浮いたよ・・・。

 

実は、我が家の炊飯器には、『パン発酵』・『パン焼き』という機能がついている。

でも、今までは一度も使ったことがなかった。

なぜなら、我が家でパンを焼くのは、旦那さんと決まっているから。

彼は自分で温度や時間を管理して、発酵・成形し、オーブンでパンを焼く。

イーストの香りがプ―ンとする旦那さんの焼くパンは、とっても美味しい♪

なので、私はパンにはチャレンジしないことにしていたのだ。

 

でも、今回はSapoが作れるちぎりパン。

できるだけ器械任せで(笑)、簡単に作れる方が良いので、炊飯器を使ってみた。

レシピは、以前テレビでやっていたものをアレンジ。

 

粉を振るったり、材料を混ぜたり、練ったりした生地を、炊飯器で一次発酵させる。

↓炊飯器で一次発酵を終えた生地を、ガス抜きし、小さく切って丸める。

 

↓炊飯器に並べて、2次発酵したところ。

プックプクに発酵済みで、良い感じ。

 

↓50分ほど焼くと、こんな感じ。

色が白くて美味しくなさそう・・・(笑)

 

炊飯器のマニュアルによると、

「上の面に焼き色がつかないので、焼き色をつけたいときには、裏返して10分焼きましょう!」

となっていたので、裏返して焼いてみた。

 

裏返して焼いたので、上がつぶれたけど、まぁ、美味しそうに見える(笑)




ひとつちぎってみたら、あら、びっくり!

普通のパンになってる!

 

食べてみたら、これがホントに、全く普通のパン・・・。

スーパーで売ってるパンときめ細かさ、口触り、そして味も変わらず、手作り感が全くない。

旦那さんが焼いてくれるような、

「イーストの香りがプ―ンとして美味しい!!」

という感動がない・・・。

 

「これなら、普通にスーパーのパンを買っても良いのでは・・・?」

 

と私が悩み始めたところに、『くちばしの長い』が帰ってきた。

Sapoは、

まだアツアツなパンを

「美味しい!!!」

と言いながら、すごい勢いで食べた。

 

・・・まぁ、Sapoが気に入ったのならいいか・・・

と普通のパンを「よし!」とすることにした(笑)

 

あっ、『くちばしの長い』(またはくちばしが長い)と言うのは、北海道の方言で、

食べ物のあるところにタイミングよく現れる、など、食べ物運が良い人のことをさして言う言葉。

面白いでしょう(笑)

 

夕食は、

「パンにはビーフシチューでしょう!」

とわけのわからないことを言うSapoのリクエストで、ビーフシチューとサラダ。

シチューはSapoが盛り付けたので美しくない・・・(笑)

 

作業時間20分+発酵40分×2+ベンチタイム10分+焼き50分+10分=3時間弱

「何て簡単なんでしょう!これならSapoも作れるはず!」

・・・と納得し、書いたレシピをSapoに渡そうとすると、Sapoが言った。

 

「あぁ、ちぎりパン、食べて満足したからもういいよ!」

 

・・・作らんのかい・・・。

・・・2000円かけなくてよかった・・・・(笑)