日曜日、旦那さんといつもの『札幌芸術の森美術館』に行ってきた。
今回は、『エッシャーの世界』。
「エッシャーって誰?」という方も多いのでは・・・と思うのだけど、
「だまし絵を描く人」と聞くと、
「あぁ、何となく見たこと、あるかも・・・?」
なんて気がするのじゃないだろうか。
私も、その程度の認識で行ってきた(笑)。
たぶん こちら の一番下の絵『滝』を見ると、
「あぁ、これね!」
と思われるのではないかと。
↓この前来た時には、青々としていた木々が、黄色くなり始めていた。
↓これもエッシャーの代表作・・・らしい・・・。
私は、エッシャーって、だまし絵の作者としか知らなかったのだけど、
他にもたくさんの絵を描いていた。
もともと建築の学校へ行っていたのだけど、
そこで美術の先生が、エッシャーの才能を見出して、
「絵の道に進みなさい!」
みたいな感じで誘ってくれて、エッシャーもその道に進んで行ったそうだ。
エッシャーの絵を見て思ったのだけど、
絵って、平面の中に立体を表現するわけなんだろうけど
(絵は全然わからないので、イメージで書いてる・・笑)
エッシャーは、平面に立体を構築するその感覚が
素晴らしく秀でていたんじゃないのかなぁ。
私は以前、三面図(商品を作るときに使う工作用図面)から、
商品イメージの絵を描く仕事をしている時期があった。
(本職は、機械の設計だったのだけど、ついでで・・・笑)
商品は、まだ手元にないので、図面だけを頼りに、
遠近法や色の濃淡を使って、「実物に見えるもの」を描くのだけど、
これがなかなか面白かった。
平面の中に、立体を作り出す作業なんだね、これが。
「どう見せるか」を通して、何かを表現しているエッシャーと、
私の描いていた商品イメージは、全く別次元だけど、
「どう見えるか」と言うことに着目しているという点においては、
ちょっとした共通点を感じて、分かり易くて、楽しい美術展だった。
美術展には珍しく、撮影OKのコーナーがあった。
↓『ありえない立体を撮影しよう』と書いてある。
↓この三角形、立体(実物)なのだけど、面がおかしなことになってる。
↓視点を変えて見ると、実はこんな立体なの!
面白い・・・。
↓こちらは、大きなスクリーンになっていて、
この前で自分の写真を撮ることができる。
・・・と、おかしな空間にいる自分の写真ができあがる。
夕食は、札幌駅前の『ひな野』で。
こちらは、全国展開しているので、ご存知の方も多いと思うが、
食材にこだわったブッフェレストラン。
メニューの8割方は、野菜なんじゃないかと思われるほど、野菜料理が多い。
なので、Sapoはこの店に来たがらない。
野菜、嫌いだからね(笑)。
と言うわけで、Sapoの居ぬ間のひな野となった。
↓ひな野の窓からは、札幌駅がみえる。
↓手前の鳥のから揚げ以外、オール野菜。
↓次も、焼きそば以外、オール野菜(笑)。
↓お米類も少し食べる。
お寿司や、スープカレーなどもあったのだけど、
もうお腹がきつかったので、止めておいた。
↓しかし、デザートは別腹。
ここのお店、唯一不満があるとすれば、スイーツが少ないことかなぁ~。
もっとも、そんなにあっても食べられないんだけど・・・(笑)。
芸術の秋と食欲の秋、すっかり満喫した土日だった。