Sapoにはいつも、
「やらなくちゃいけないことは、さっさとやってしまいなさい!」
「苦手なことほど、早く片付けなさい!」
と言っている私。
苦手なことを後回しにしていると、ろくなことにならないのを、
嫌ってほど経験しているから。
でもね、懲りているはずなのに、やってしまうのが人間ってもので・・・・。
↑Sapoがアメリカにいる間に届いていた荷物。
中身は、Sapoの振袖用の長襦袢。
来年の1月、Sapoは成人式を迎える。
着物は一式、レンタルにしたのだけど、
(Sapoが「成人式が終わったら、一生着物は着ない!」と宣言したので・・・笑)
半襟・帯締め・髪飾りは、それとは別に購入しなければならないシステムだった。
レンタルしたお店に、気に入った半襟と帯締めがなかったので、別のお店で買ったのだけど、
「ご自分で買った半襟は、ご自分で長襦袢にかけて下さい」
と言われていたのを、すっかり忘れていた私は、長襦袢が届いて、
「あっ、そうだった・・・。」
と思い出したのだった。
しかし、私は、超不器用で、特に裁縫は全くいけない(笑)。
「今度、暇なときにしよう・・・」
「来週こそ、やろう・・・」
と思いながら、放置すること1か月半。
とうとうリミットがやってきてしまった。
前撮りは、4日24日(日)なのだ・・・。
(前撮りとは、成人式の前に、振袖を着て、メイクをして、写真だけ撮ってしまうこと。
成人式は、式に参列するだけで写真は撮らない)
↓・・・と言うわけで、昨日、とうとう箱を開けた。
長襦袢と半襟を前に、しばし佇み・・・・(笑)
それから、おもむろにパソコンをつけ、
「半襟 付け方」と検索(笑)
「15分で半襟をかける!」というサイトがあったので、
それを見ながら、チクチク・・・・チクチク・・・。
途中、何度か針を指にさし、血が止まるまで一休み・・・を繰り返しながら、
(血が長襦袢や半襟につくと困るから・・・)
チクチク・・・チクチク・・・。
「15分」でできるはずが、2時間かかった・・・・。
・・・どんだけ不器用・・・・。
で、襟を重ねてみると、刺繍の柄がほぼ見えない・・・。
・・・そっか、無地の半襟のかけ方を見て縫ったから、柄の位置まで考えてなかったよ・・・。
・・・と言うわけで、2時間かかって縫ったのを、「秒で」ほどく・・・泣。
「明日にしようかなぁ~」
と気持ちが動くが、平日にできるはずがないことを、自分に言い聞かせ、
「振袖 刺繍半襟の付け方」というサイトを見ながら、もう一度、針を持つ。
すでに2時間も縫って鍛錬したのに、腕前は全く上がらず、
相変わらず針は指に刺さる。
「痛った!!!!」
と何度も叫びながら縫い続ける私に、Sapoが、
「ごめんね、私が代わってあげられなくて・・・」
と申し訳なさそうに言う。
・・・知ってるよ。
・・・Sapoちゃんが私以上に不器用だって事・・・。
・・・そして、実は、やる気、全くないってことも(笑)・・・。
そして、またもや2時間かかり、やっと終わった。
ヨレヨレになった半襟を見て、しばし沈黙したSapoは、
「・・・・ありがとう・・・・」
とだけ言って、部屋へと消えて行った。
ごめんね、Sapoちゃん。
でも、もう縫い直したくないんだよ。
針が刺さり続けた右手の指が痛いんだよ。
これで勘弁しておくれ。
そう思って気が付いた。
・・・あれ?
どうして右手の指ばかりを刺してるんだろう?
針、右手で持ってたんじゃないの?
不思議だ・・・(笑)。
お疲れ様でした
素敵ですよー(写真)
お母さんがチクチク縫ってくれたのも
sapoちゃんの心に残る大切なんて思い出ですよ
女の子は、そういう楽しみがあるんですよね~ いいなぁ~!
着物もう着ないって・・
結婚式にはドレスだけじゃなくて、着物着てくれないの?(笑)
両方見たいと思うよ~ 特にお父さんは!
これは、素敵な力作ですよ~。
お母さんの血と汗(もしかしたら涙も)の結晶だもの。
Sapoちゃんにとっても、
いい思い出になるハズですよね。
初々しい感じの半襟で、可愛くなるでしょうね~。
それにしても成人式の写真を今頃とるとは、写真やさんも商売上手ですね。
そっか、結婚式ですか!
うーん、まず、相手を探せるかどうかが、最大の問題かと(笑)
そして、お父さんは、着物もドレスも、見たくないと思います。
絶対に、お嫁にやりたくない!
・・・って、感じですから。
そんな話をしたら、泣くと思います・・・(笑)
半襟の刺繍、かわいいですよね~。
レンタル着物屋さんの半襟は、華やかなもの(ケバイ系?)のものが多くて、
Sapoも私も、お好みじゃなかったんですよ。
それも、これも、着物選びに出遅れたからで・・・。
(1年間違えていた我が家・・・笑)
私も、縫いながら、
「谷間のゆりさんに、半襟のかけかた、聞いてみればよかった」
と何度も思いました(笑)
絶対に、良い方法をご存じだと思っていたので。
写真屋さん(レンタル着物屋さん)は、本当に商売上手ですね(笑)