“さるかに合戦”  臼蔵 と 蜂助・栗坊 の呟き

震災や原発の情報が少なくなりつつあることを感じながら被災地東北から自分達が思っていることを発信していきます。

安倍、自民党政権の侵略戦争の否定

2013年08月01日 10時52分12秒 | 臼蔵の呟き

安倍は日本が、中国、韓国、アジア各国を侵略し、何百万人ものアジア各国人民を虐殺したことを侵略行為と認めないのでしょうか。その理由はどこにあるのかがよく分かりません。なぜ彼らがこのように主張し続けるのかを知りたいと思います。橋下の慰安婦発言、国内外からの猛烈な反発と批判にさらされました。また、麻生副総裁のナチス・ドイツのようにやればとの発言なども、安倍に代表される侵略戦争を認めず、聖戦であったとする立場からの発想、発言です。彼らが個人として発言、行動するのであれば、国家間、外交問題とはなりません。彼らは、政権の責任者、政治的権限を有している人物です。

侵略と認めれば、自民が主張する改憲ができないと考えているのでしょうか。また、侵略と認めれば、自衛隊を国軍化できないと考えているのでしょうか。麻生副総理の言うように知らないうちに、現行憲法を死文化させるつもりでしょうか。

日本がポツダム宣言を受け入れて、連合国に降伏した時点で、政治的、軍事的に天皇、日本国政府、軍事指導部は、戦争責任を問われました。そして、連合国の戦時法廷で裁かれました。その結果、戦犯としてランク別に判決が確定し、A級戦犯の多くは死刑に処せられました。彼の祖父岸信介もA級戦犯です。中国、韓国、アジア各国から日本軍が敗戦後、引き上げて戦後が始まりました。日本が平和国家になるために、法律的な根拠が日本国憲法であり、その憲法は戦争をしない国にするために、憲法9条において、戦争を放棄し、軍備を持たないことを明記しました。しかし、その後、歴代自民党政権は、アメリカの反共政策に擁護されて、反共の砦としての日本、自衛隊を解釈改憲でなし崩し的に、軍隊として育成してきました。解釈改憲も実態として行い、自衛隊の実質的軍隊化も進行させています。その延長線上に、慰安婦は日本軍が関与していない。南京虐殺はなかった。などの安倍、自民党政権幹部、靖国派の主張につながっています。

彼らは、戦後半世紀を経ても、中国、アジア各国への戦争犯罪を歴史的事実として認めないために、侵略された国家、指導者、侵略された国民との関係が修復、改善されません。何をしたいのでしょうか。本当に理解できません。日本政府が容認した、ポツダム宣言を見ると当然の事項が書かれています。

  1. 吾等(合衆国大統領、中華民国政府主席、及び英国総理大臣)は、吾等の数億の国民を代表し協議の上、日本国に対し戦争を終結する機会を与えることで一致した。
  2. 3ヶ国の軍隊は増強を受け、日本に最後の打撃を加える用意を既に整えた。
  3. 世界の自由な人民に支持されたこの軍事力行使は、ナチスドイツに対して適用された場合に、ドイツとドイツ軍が完全に破壊をもたらしたことが示すように、日本と日本軍が完全に壊滅することを意味する。
  4. 日本が、無分別な打算により自国を滅亡の淵に追い詰めた軍国主義者の指導を引き続き受けるか、それとも理性の道を歩むかを選ぶべき時が到来したのだ。
  5. 吾等の条件は以下の条文で示すとおりであり、これについては譲歩しない。執行の遅れは認めない。
  6. 日本を世界征服へと導いた勢力を除去する。
  7. 第6条の新秩序が確立され戦争能力が失われたことが確認されるまでの日本国領域内諸地点の占領。
  8. カイロ宣言の条項は履行されるべき。又日本国の主権は本州、北海道、九州及び四国ならびに吾等の決定する諸小島に限られなければならない。
  9. 日本軍は武装解除された後、各自の家庭に帰り平和・生産的に生活出来る。
  10. 日本人を民族として奴隷化しまた日本国民を滅亡させようとするものではない。捕虜虐待を含む一切の戦争犯罪人は処罰されること。民主主義的傾向の復活を強化し、これを妨げるあらゆる障碍は排除されるべきこと。言論、宗教、及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立されること。
  11. 日本は経済復興し、課された賠償の義務を履行するための生産手段、戦争と再軍備に関わらないものが保有出来る。また将来的には国際貿易に復帰が許可される。
  12. 日本国国民が自由に表明した意志による平和的傾向の責任ある政府の樹立を求める。この項目並びにすでに記載した条件が達成された場合に占領軍は撤退する。
  13. 我々は日本政府が全日本軍の無条件降伏を宣言し、かつその行動について日本国政府が示す誠意について、同政府による十分な保障が提供されることを要求する。これ以外の選択肢は迅速且つ完全なる壊滅のみ。

なぜ山口県の岩国基地か

2013年08月01日 05時48分09秒 | 蜂助の呟き

こんにちは、蜂助です。

今日から8月になりましたが、今朝も仙台市は雨降りです。

本来なら元気真っ盛りの真夏の植物たちも、長雨と低温でげんなりしています。(今朝5時過ぎの写真です)

農作物が心配です。我が家の花たちが元気がない位は大したことが無いのですが、コメや野菜はこれからたいへんなことになるのではないかと心配しています。仙台市の今朝5時の温度は20.2度とテレビ天気予報で言っていますが、コメは今の時期に21度以下になると、ちょっと困ったことが起こります。いもち病という、コメの病気が蔓延します。そして今の時期、コメの花が咲き実に成ろうとする重要な時ですが、これがうまくいかなくなるかもしれません。  冷害  冷夏  凶作  イヤな言葉が脳裏をかすみます。

オスプレイは何でいつも岩国基地を経由するのだろう、漠然と不思議に思っていましたが理由がわかりました。岩国基地は1997年から、すべて日本の税金を使い総事業費2500億円で拡張工事を行いました。瀬戸内海に面した基地の沖合を埋め立てて新滑走路を建設し2011年に完成しました。ところが、滑走路と見せかけてこっそりと別の工事も実施されました。これが、港湾工事で以前の水深8メートルから13メートルと深くしました。

これはオスプレイを乗せた大型運搬船の入港が出来るようにする準備だったのです。驚いた奴らです、1997年と言ったら15年以上も前の話です。こんな時から虎視眈々と沖縄にオスプレイを運ぶことを計画し準備し、日本に金を出させていたのです。自民党や役人も大ばか者です! はいはいと、出したに違いありません。

1999年に米軍が出した報告書にはこう書かれているそうです。

岩国基地の将来の港湾施設は米軍の海上輸送作戦と支援するのに十分な能力を持つ、と。

現在日本に居るオスプレイは、普天間に12機、岩国に12機です。すべて海兵隊仕様のMV22ですが、空軍仕様のCV22も2014年に配備したいとアメリカ太平洋空軍のカーライル司令官が発言しています。とんでもない奴らです。

 

今、見たWeb記事に許せない発言が載っていたのでコピー貼りつけします。麻生副首相のファシスト発言です。コメントは控えます。

【発言コピー 朝日新聞デジタル】

 麻生太郎副総理が29日、東京都内でのシンポジウムでナチス政権を引き合いにした発言は次の通り。 ナチスの憲法改正「手口学んだら」麻生氏発言に関する記事はこちら

 僕は今、(憲法改正案の発議要件の衆参)3分の2(議席)という話がよく出ていますが、ドイツはヒトラーは、民主主義によって、きちんとした議会で多数を握って、ヒトラー出てきたんですよ。ヒトラーはいかにも軍事力で(政権を)とったように思われる。全然違いますよ。ヒトラーは、選挙で選ばれたんだから。ドイツ国民はヒトラーを選んだんですよ。間違わないでください。

 そして、彼はワイマール憲法という、当時ヨーロッパでもっとも進んだ憲法下にあって、ヒトラーが出てきた。常に、憲法はよくても、そういうことはありうるということですよ。ここはよくよく頭に入れておかないといけないところであって、私どもは、憲法はきちんと改正すべきだとずっと言い続けていますが、その上で、どう運営していくかは、かかって皆さん方が投票する議員の行動であったり、その人たちがもっている見識であったり、矜持(きょうじ)であったり、そうしたものが最終的に決めていく。

 私どもは、周りに置かれている状況は、極めて厳しい状況になっていると認識していますから、それなりに予算で対応しておりますし、事実、若い人の意識は、今回の世論調査でも、20代、30代の方が、極めて前向き。一番足りないのは50代、60代。ここに一番多いけど。ここが一番問題なんです。私らから言ったら。なんとなくいい思いをした世代。バブルの時代でいい思いをした世代が、ところが、今の20代、30代は、バブルでいい思いなんて一つもしていないですから。記憶あるときから就職難。記憶のあるときから不況ですよ。

 この人たちの方が、よほどしゃべっていて現実的。50代、60代、一番頼りないと思う。しゃべっていて。おれたちの世代になると、戦前、戦後の不況を知っているから、結構しゃべる。しかし、そうじゃない。

 しつこく言いますけど、そういった意味で、憲法改正は静かに、みんなでもう一度考えてください。どこが問題なのか。きちっと、書いて、おれたちは(自民党憲法改正草案を)作ったよ。べちゃべちゃ、べちゃべちゃ、いろんな意見を何十時間もかけて、作り上げた。そういった思いが、我々にある。

 そのときに喧々諤々(けんけんがくがく)、やりあった。30人いようと、40人いようと、極めて静かに対応してきた。自民党の部会で怒鳴りあいもなく。『ちょっと待ってください、違うんじゃないですか』と言うと、『そうか』と。偉い人が『ちょっと待て』と。『しかし、君ね』と、偉かったというべきか、元大臣が、30代の若い当選2回ぐらいの若い国会議員に、『そうか、そういう考え方もあるんだな』ということを聞けるところが、自民党のすごいところだなと。何回か参加してそう思いました。

 ぜひ、そういう中で作られた。ぜひ、今回の憲法の話も、私どもは狂騒の中、わーっとなったときの中でやってほしくない。

 靖国神社の話にしても、静かに参拝すべきなんですよ。騒ぎにするのがおかしいんだって。静かに、お国のために命を投げ出してくれた人に対して、敬意と感謝の念を払わない方がおかしい。静かに、きちっとお参りすればいい。

 何も、戦争に負けた日だけ行くことはない。いろんな日がある。大祭の日だってある。8月15日だけに限っていくから、また話が込み入る。日露戦争に勝った日でも行けって。といったおかげで、えらい物議をかもしたこともありますが。

 僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。

 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。

 わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。