岩手県浜通りは霧、小雨が絶え間なく降っていました。宮城県の浜通りよりも海に山が迫っていますので、海に面した浜は津波で大きな被害を受けています。大きな集落、町が少ない分、人的、建物被害は地理的広さに比して少ないように(見た目)思いました。
陸前高田市は南三陸町と同じかそれ以上の被害でした。球場は半分海の中に沈んでいます。球場の外野照明が海の中に完全に入っています。コンクリート製の建物はかろうじて残った感じです。「有名な松」は茶色(見た目は枯れている)になっています。現地の人に聞いたら「これでも生きている」とのことでした。松の近くに河があり堤防を上ると大きな人形と時計、畳、大きな漬物樽(流され来て)がありました。時計は3時35分で止まっています。中心街は津波で洗われ、全ての建物が破壊されています。海に面した窓、ドアは全て波でぶち抜かれ陸側、道路側から海がのぞける状態です。鉄道は線路が全て埋まるか、流されてここに線路があったのかというような状態です。変圧器、列車が運行するのに必要な機器が駅のあった場所にうずたかく積まれています。レールはガスバナーで焼ききり、集められています。駅前の薬局は一階が空洞、瓦礫の中で立っています。その前にお焼香する台があり、水、かばん、獅子舞の頭、小豆(供え物)などが置かれています。本当に凄い光景です。大潮のときは河を海水が逆流し水浸しになるのだといっていました。道路を「なにわ」ナンバーの警察車両が何台も警察官(交通整理、地域巡視などを各県警察が行っています)を乗せて通行中でした。
大船渡市は街の中心機能は山側(海抜でいうと何十メートルも上)にあり、津波被害から免れています。海側は全滅ですが、市役所、商業施設なども被害はなく、正常に稼動する状態です。比較的復旧、復興は早いはずです。
釜石市は町の中心施設が完全に破壊、被災していて気仙沼よりも被害が大変です。製鉄所の工場は山側にあり操業していますが、商店街は海に面している関係で完全に破壊し尽くされています。
港湾も岸壁は陥没、沈下などで壊滅的な被害です。満潮になると岸壁に水がつく感じです。大きな船が陸に打ち上げられて、道路にはみ出しています。漁船ではないのでとんでもない大きさです。東京のナンバーの車が止まって写真を撮っていました(信じられないといった感じで)。釜石は陸地が狭く、気仙沼よりも町が狭く、その分、被害が大きなダメージとなっています。岸壁に近い部分の建物は破損はしていますが建っているので警察立会いで建物を壊す作業がされていました。全く建物がないのも大変ですが建物が使えない状態で残った地域の大変さもあります。お年寄りの女性がとぼとぼと歩いています。
これだけ広域で被害が甚大な地域の復旧、復興は本当に出来るのかと思える被災状況です。瓦礫の撤去すら出来ていません。ボランテアの力で何とかなるような災害、規模ではないと思います。気持ちがなえ、落ち込んで行くような感じです。今の状態(時間、スピード)で復旧工事などを行っていたら被災者は戻らず、移住してしまう可能性すらあります。政府が財政的な措置をとり、あらゆる手段を動員して、復旧工事、事業を行うことが必要です。
陸前高田市は南三陸町と同じかそれ以上の被害でした。球場は半分海の中に沈んでいます。球場の外野照明が海の中に完全に入っています。コンクリート製の建物はかろうじて残った感じです。「有名な松」は茶色(見た目は枯れている)になっています。現地の人に聞いたら「これでも生きている」とのことでした。松の近くに河があり堤防を上ると大きな人形と時計、畳、大きな漬物樽(流され来て)がありました。時計は3時35分で止まっています。中心街は津波で洗われ、全ての建物が破壊されています。海に面した窓、ドアは全て波でぶち抜かれ陸側、道路側から海がのぞける状態です。鉄道は線路が全て埋まるか、流されてここに線路があったのかというような状態です。変圧器、列車が運行するのに必要な機器が駅のあった場所にうずたかく積まれています。レールはガスバナーで焼ききり、集められています。駅前の薬局は一階が空洞、瓦礫の中で立っています。その前にお焼香する台があり、水、かばん、獅子舞の頭、小豆(供え物)などが置かれています。本当に凄い光景です。大潮のときは河を海水が逆流し水浸しになるのだといっていました。道路を「なにわ」ナンバーの警察車両が何台も警察官(交通整理、地域巡視などを各県警察が行っています)を乗せて通行中でした。
大船渡市は街の中心機能は山側(海抜でいうと何十メートルも上)にあり、津波被害から免れています。海側は全滅ですが、市役所、商業施設なども被害はなく、正常に稼動する状態です。比較的復旧、復興は早いはずです。
釜石市は町の中心施設が完全に破壊、被災していて気仙沼よりも被害が大変です。製鉄所の工場は山側にあり操業していますが、商店街は海に面している関係で完全に破壊し尽くされています。
港湾も岸壁は陥没、沈下などで壊滅的な被害です。満潮になると岸壁に水がつく感じです。大きな船が陸に打ち上げられて、道路にはみ出しています。漁船ではないのでとんでもない大きさです。東京のナンバーの車が止まって写真を撮っていました(信じられないといった感じで)。釜石は陸地が狭く、気仙沼よりも町が狭く、その分、被害が大きなダメージとなっています。岸壁に近い部分の建物は破損はしていますが建っているので警察立会いで建物を壊す作業がされていました。全く建物がないのも大変ですが建物が使えない状態で残った地域の大変さもあります。お年寄りの女性がとぼとぼと歩いています。
これだけ広域で被害が甚大な地域の復旧、復興は本当に出来るのかと思える被災状況です。瓦礫の撤去すら出来ていません。ボランテアの力で何とかなるような災害、規模ではないと思います。気持ちがなえ、落ち込んで行くような感じです。今の状態(時間、スピード)で復旧工事などを行っていたら被災者は戻らず、移住してしまう可能性すらあります。政府が財政的な措置をとり、あらゆる手段を動員して、復旧工事、事業を行うことが必要です。
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