陳氏 書院 昔広東省72県に暮らしていた陳一族が資金出し合って建てた祠堂。清の光緒16年に着工し、4年の歳月をかけて完成したそうです。約一万㎡の敷地内に工芸美術を体現した19棟の建物があります。色彩豊かな瑠璃瓦の屋根を始め、棟の内外に木彫りや石彫の見事な装飾で飾られています。かってここは陳一族の登用試験の準備塾、或いは宿泊施設として利用された所だそうです。この地は流花公園の南、紗面の北に位置し、当ブログNo.47に記載した下九路商店街の北方向の地域で早くから開けた地域です。ここを訪れたその当時壁面等に装飾された突起彫刻類などが多く削り取られていました。聞くところによると近代の国内闘争時に削り取られ壊されたのだそうです。この写真は屋根の上の装飾物を中心に写した古い写真です。装飾はすべて左右対称、書院内には三国志の場面の描写した飾りが多々あります。しかし、考えてみるに昔の色々写真を取り出し、改めて見てみると古代建築物は似たような雰囲気を持ち、一度見ると再度機会がない限りあまり見学したいとは思わないのは何故でしょうかね。
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