精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

自治体と「統治機構」

2011年12月20日 19時42分21秒 | 議会・地方自治

 大阪市の橋下政権が誕生した。

 選択した大阪市民には疑問もあるが、ここ1、2日ですぐく気になる言葉を耳にしている。

 「統治機構」

 手元に辞典を置いて書いているわけではないが、一般的に統治機構とは、国家がその領土・領海・国民などを支配するさまざまな組織のことを意味する。

 その言葉を、橋下市長が頻繁に使っている

 国会議員が、このような言葉を発しているのは理解できるが・・・
 地方自治体の首長が使う言葉ではない
 というか、地方自治体の首長や議員は、住民を支配することに思いをはせるのではなく、住民の暮らしや地元の企業経済活動をいかに守り発展させるのかに心をくだくことが第一義的な仕事であるはずだ。

 もちろん、住民要望を叶えたり、住みやすい自治体・地域をつくりあげることで、結果として住民が満足し、主体的に「統治」というか平和のうちに平定することはある。
 それをせずにして、「統治」しようと思えば、武力・警察力・政治権力・カネの力などで、支配することを意味する。

 どうも、橋下市長の発している「統治機構」は、後者のような気がしてならない。

 普通の自治体首長や議員なら、「大阪の自治のあり方」「まちづくりの仕組み」「住民参加の方策」などの言葉を使うだろうと思う。

コメント
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