維新の会が、神戸市長選挙を見送るとの報道。
見送ることがいいかどうかではなく、注目は「理由」だ。
大阪都構想に影響ない ???
選挙は、その地域の政治のあり方を決める市民が参加する仕組みだ。
市民は、「手段である統治機構」が必要なのではなく、
「暮らしやすい地域社会をつくる政治」が欲しいのである。
したがって、この橋下発言は、神戸市民の生活実態には、無見向きもせず、ひらすら維新の会が目指す「統治機構」の道具としてのみ、神戸市民の選挙権を見ていたことになる。
政治家をめざすということは、自分たちのやりたいことを実現するためではなく、市民の声をよくきき、市民のための地域社会を作り上げることが目的ではないのか。
少なくとも私はそう考えている。
以前からこのブログでも何度か指摘してきたが、
やはり、橋下市長は、住民より「統治機構」を優先させている。
めざしているのは「政治家」ではなく「支配者」である。
安倍内閣は、「秘密保護法案」なるものを、10月の臨時国会に提出しようとしている。
国会議員も対象となり、軍事・外交など政府の秘密を暴くと処刑されるというもの。報道機関の自由も制約される可能性が大きい。
そうなったら、新聞も報道できず、国会でも追及できずという事態が起こり、民主主義は死滅する。
そうしないためには、今こそ国民が声を上げよう。