精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

ツケ残し

2010年07月04日 16時59分32秒 | 佐々木の想い
 今朝の新聞にある政党の折り込みチラシが入っていた。その中には、「次の世代にツケを残さない」・・・責任。と書かれていた。
 何度も言うが、私が中学生の頃、初めて「赤字国債」が発行された。当時の社会(公民)の教科書には下記のような趣旨で書いてあった。
 国の借金を国債という。戦時中の戦争のための費用調達の「戦時国債」発行はインフレをひき起した。赤字国債は、財政規律をなくすため戦後の法律で発行が禁じられた。ただ、建設国債はモノを作るためのもので例外である。
 だから、記憶では「財政特例法」のような法律名だった。当時は、オイルショックの頃で「暫定的」なものとしてとらえられてきた。それが、歴代の政権によって無秩序な赤字国債発行が続き、借金が雪だるまのごとく増え続けたために、今ではその存在が大きな課題となっている。
 ものごとには、必ず因果関係がある。要するに、結果には必ず原因があるのだ。現状・結果だけを見ていると「とにかく何とかしなければ」という焦りが先行し、またぞろ悪循環に陥ることがある。原因を正確につかむことが、その解決の糸口をつかむことになる。

 財政・消費税問題では、「オオカミ少年」も出没しているようである。「夕張のように・・・」「ギリシアのように・・・」。この言葉に踊らされて、政策の方向性を誤ったところもある。原因が違うのに同じ結果になることはない。「オオカミ少年」には、要注意である。

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