精華よもやま話   佐々木まさひこ議員のつぶやき

京都・精華町会議員佐々木まさひこのローカル日記

原発情報隠しの 政府と東京電力

2011年04月08日 11時30分28秒 | 各地・分野の動向

 毎日のように福島原発事故関連の報道がある。
 視聴者として、よく理解できないことが多々あるのではないかと感じている。
 それは、シーベルトとか専門用語が多いからだけではない。情報公開がされていないからなのだ。

 テレビなどで見ている福島原発の写真の多くは、アメリカの衛星で撮影されたモノを日本のマスコミが買っている。
 日本は、独自の情報収集衛星を持っていて、当然事故現場の写真などを保有している。その公開を求めたことに対して「安全保障の理由で公開できない」との態度をとっている。
 今の日本に、北朝鮮が攻めてくるとでもいうのだろうか。今の日本に、福島原発事故対応以上の安全保障とは何なのだろうか。首をかしげざるを得ない。

 テレビなどでは、放射能の専門家や原爆被害の治療をしている医師などが登場しているが、大半の方は「こういう事態だろう」という「推測」での発言となっている。専門家なのに推測でしか発言できないのは、判断する情報が決定的に少ないからである。
 事故直後ならまだしも、電源が回復していまではもっと正確に現状が把握できているはずだ。例えば、格納容器の損傷具合、炉心の状況などはどうなっているのかなどだが、それらは正確な報道がなく、結果としてあちこちで高濃度の放射性物質が検出されている。

 共産党は、立場は違うが、今は原発事故の早期収拾のためあらゆる叡智を集めるべきだと主張している。
 そのためにも、政府や東京電力の持っているあらゆる情報は、早期に全面公開すべきである。


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