通称「月山道」と呼ばれている、六十里街道の峠越えは今、街道の補修工事ラッシュで渋滞が慢性化し参っている。
月山道は、高速自動車道路「山形道」の庄内と内陸を結ぶ国直轄管理の自動車専用道路16キロメートルを含めた112号線周辺の25キロメートルをさしている。 標高は約1000メートルで、全国でも有数の豪雪地帯である。その上、橋梁とトンネルの連続で、痛みがひどく補強工事が多くなる。その中に、2620メートルの月山第一トンネル、月山第2、志津、湯殿山と四本のトンネルがある。この道路の監視体制や、除雪体制は全国最高級と言われており、大雪で道路が通行止めになった事は一度もない。
庄内と内陸を結ぶ大動脈だけに、一日の交通量は6000台~8000台で、海水浴シーズンや連休などには、さらに倍増する気の抜けない道路である。降雪前の補修工事はラッシュで、交互交通の交通規制がやたら多い。 交互交通は、今日6箇所、3日前は10箇所もあった。うまく行っても30分は待たされ、長い長い渋滞になる。9月議会の建設常任委員会でこの問題をとりあげ 「補強工事は有り難いが、工事の平準化は出来ないのか? 交通規制の距離はもっと短くならないのか?」 私にとっても通勤道路の、このロスは痛いところだ。「夏休み期間中は工事を控え、降雪前には工事を終えるとなると、物理的にこんな結果になる。カーブやトンネルが多いので、規制距離が長くなる」と言う答弁だった。まあ、やむを得ないか。