とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

サンマ定食は最高

2006年11月11日 | インポート

Photo_1  食と国柄には密接不可分な関係がある。食べる事、即日常の生活である。生活習慣病や、体位、体型にも重大な影響があり、その国の思考にも及ぶ極めて基本的な日常行為で、これを軽んじてはいないのか再思考する必要がある。
 日本人が長い間培ってきた食文化、和食が世界的に見直されているこの時に、日本人はどちらを向いているのか疑わしい限りだ。わが国の食料自給率は、約40パーセントで、胃袋の6割は海外に依存しているのだ。安さ、手軽さ、速さを安直に求め過ぎてはいないのか、改めて自分の胸に手を当ててみたいものだ。
 日本人がこよなく好きなラーメン。一杯約500円の中味は、小麦粉と豚肉とメンマと薬味のねぎが、一般的である。国産の食材は、水とねぎ位で、国産自給率は約4パーセントで550キロカロリー。小麦粉はほとんど輸入で、その量は年間580万トン。米の消費量は750万トンでその大きさがわかる。
 サンマ定食は、野菜の鉢物にご飯とみそ汁、漬物少々で、450キロカロリーで国産自給率は、82パーセント。値段は少し高いが見事なものである。
 食育教育とよく言われるが、少し考えて、一人一人が食事をとると、それだけで日本農業や漁業は大きく変わる。自分の便利さだけでなく、日本の国柄も考えてみてはと、つくづく思う今日この頃です。

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