とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

大沢小学校の閉校式

2009年03月20日 | インポート

Img_1833  山間地にある旧八幡町の酒田市立大沢小学校の閉校式に出席した。生徒32名は八幡小学校に統合される事になったのである。あいさつを交わすのに「おめでとう」とも言えずに迷った。時代は無常にも流れている。長い伝統を持った山間地の小学校の閉校は、寂しさを通り越して、生き生きしていた山間地の往事の活力を懐かしく偲ばせてくれる。子ども達を育んでくれたたくさんの地域の方々や山々の暖かさは、市街地では失われたたくさんの心を生徒たちに根付けさせた事だろうと思う。
 学校の裏山には、大文字焼きの「大」の字を地区の方が作ってくれたと言う。その方が体調を崩した時、皆で立ち上がって下草刈りをやり、皆で「大」の字を守った思い出が報告された。これからは、どうなるのだろうか?古川校長先生のあいさつで「大沢の心を忘れないで欲しい。それは、思いやりと勇気です」とあった。校長先生は、児童生徒にも地区民にも話しかけているように思った。小学校という核を失った大沢地区民の元気を期待するとともに、閉校を決めた教育委員会のきめ細かなケアに大きな責任がある。明日は、日向小学校の閉校式である。明日も出席して、しっかりと見届けようと思う。

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