稲の一生を追ってブログに書く事にした。米は日本人の大切な主食。その生育を知ってもらい、親しんでもらう狙いである。米は、弥生時代から栽培されたと小学校時代に教えてもらった。日本人が営々と生き延び、発展してきた源泉でもある。米を食べる事は、健康の保持と頭が良くなるエキスが満載されていると信じている。
第一回目は、播種して17日目になった苗姿である。ここまで育つには、前工程がある。種子は一昨年に予約をし、一年後に種子「はえぬき」が届く。春の彼岸すぎに、塩水選で不良種子を取り除いて充実した種子のみを水に浸漬する。2週間位浸漬した後に、催芽器で32度に加温しちょっと芽吹くハト芽になったところで播種となる。播種風景は、昨年のブログに載せたので省略するが、ビニールハウスに30cm×60cmの苗箱を並べる事約1000枚で約3ha分の苗となる。一箱170gの種子が1000枚で170kg。それが、秋には18tの「はえぬき」が収穫される。約110倍の量となるのだから、太陽を中心に自然の力は大きい。太陽光発電の比ではない。自然を利活用した先人の知恵に学ぶ事は多い。