とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

急げ・新栗子トンネル

2009年05月22日 | インポート

Img_2008  山形県の内陸部を縦貫する東北中央自動車道は、福島市を起点に横手市までの268kmの供用が待たれているが、その進捗率が50%とはかばかしくない。特に福島県境の山岳地帯は、地形が険しく難所の連続である。その代表格が「栗子トンネル」である。新栗子は現トンネルの140m低い位置で、延長約9km国内4番目の長大トンネルである。
 今回は、福島県側の工事状況を視察した。トンネル工事のスケールの大きさにも驚いたが、谷にかかる長大橋梁の橋脚の高さには驚いた。100m近くもあり県庁ビルと同じ位高さになると言う。これ一本の工事費が約2億円もかかると説明された。一本の橋脚に、弥次郎兵型に上部工を張り出していき次の橋脚の張り出してきた上部工とドッキングさせる工法を取っていた。日本の土木技術の高さを見た感じがした。
 難所の工事が終れば、工事のスピードは早まるだろうと思うが、それにしても開通までの時間は気の遠くなる時間だ。

コメント
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