高知県議会を訪問した。高知県は人口79万人位で、高知市に人口の半分近くが集中している。日本最後の清流と言われる四万十川が県西部を流れており、足摺岬、室戸岬は台風銀座とも呼ばれ台風上陸数は鹿児島県に次いで多い県でもある。南国を生かした農業が盛んで、ナス、ししとう、しょうが、みょうが、ゆず、文旦類などの出荷額が日本一である。カツオの一本釣りが有名で、漁獲量も日本一である。
財政規模は3千億程度で、財政力指数は0.23と低い。面積の83%が山林であることからも、うかがえる。大規模な工業団地などはなく、高知龍馬空港周辺にカシオや三菱電機系の工場と造船所などがある。
私たちのホテルのすぐ裏に、有名な「はりまや橋」があった。はりまや橋は江戸時代に高知の豪商「播磨屋」と「櫃屋(ひつや)」の間にあった堀川を往来するため作られた私設の橋である。光林寺の僧、純信とお馬の悲恋を歌った「よさこい節」の「坊さんかんざし買うを見た~」すぐに、口ずさんでしまいたくなるフレーズである。南国土佐は今龍馬伝で沸いている。庄内空港からは半日で行ける別世界である。