先般、東京で日本海側4県の議員で構成する東北沿岸自動車道建設促進期成同盟会が開かれた。とにかく一日も早い全線開通を望むのだが、遅々として進まないのにはいらだちを覚える。
酒田遊佐間は、2009年に国土開発幹線自動車道建設会議で整備計画が策定されている。杭打ち式もやり、どんどん工事が進むかと思っていたのだが、その様子は見えない。たった12キロで総工費の予想は310億円その予算がままにならない。
遊佐象潟間が2011年に整備計画策定の前提となる計画段階評価に着手したとして大いに喜んだ。前に進んだのは確かだが、工事が始まらない事には絵に描いた餅である。施工命令が出ない事にはどうにもならない。
国交省道路局国道防災課長三浦真紀さんの講演があった。三浦さんは東北整備局長もされた方で、東北には詳しい。日沿道の重要性は誰よりも分かっていた。公共事業予算はピーク時の半分。今年の概算要求は前年比の9割という。それに震災予算が優先されるので、見通しは暗い。
建設国債をもっと増やせるのではと聞いてみたが、全体の予算枠が決まっているので、そうはいかないとの答えだった。いつになったら日沿道がつながるのか、まだまだ先のようだ。