明日から師走。カレンダー最後の一枚とはさびしい限りである。振り返れば異常気象の連続が印象に残る。春の爆弾低気圧と呼ばれた現象は、過去に記憶がない。育苗ハウスが連担してペシャンコにつぶされた。風の通り道は、ハウスのみならず住宅被害も相当数に及んだ。
夏の猛暑日の連続には参った。特に酒田は9月18日に35,6度と二日連続の猛暑日となり、9月の観測史上最高を記録した。しかも18日朝までの最低気温は、25,5度で酒田の熱帯夜も続いた。今年の熱帯夜は12日間となり観測史上2位となった。
今年の秋は荒っぽい。寒暖の差が大きく、時雨れる日が多い。大豆の収穫も大幅に遅れ、もう冬型の気圧配置が連日となった。北海道では猛吹雪で高圧鉄塔が倒れ停電が続いていると報じられている。やがてはわが地域にもと不吉な予感がよぎる。
今年は師走選挙がある。乱立する政党は覚えきれない数で、脱原発の時期の速さを争っている程度にしか映らない未熟な政党が、マスコミを頼りに支持を訴える姿は情けない。政治の価値は、未来を予測することである。予測に裏打ちされた政策は説得力を持つ。国民の生活は、経済の発展によって維持される。30年前の生活に戻ることを望んでるのではない。
有権者は賢くなっている。いずれにせよ、選択しなければならない。その選択に誤りはないと思う。