とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

残躯天の許す所

2012年12月29日 | インポート

001 小野幸作議員は「翆風書院」を主宰する書道家である。議員仲間は、気安く「小野ちゃんこれ書いて」と選挙バレーンなど、簡単に頼んだり出来る重宝な書家でもある。
 しかし、小野議員は高等学校教員免許を持ち、読売書法展理事、山形県総合書道展理事・審査員の資格を持ち、小学生、生徒、学生、一般の人たちに広く書道を指導している。「習えばうまくなる」と教えられ、議員仲間で教室に通っている人もいる。
 せっかくの小野議員との出会いに、私は教室に通っても「うまくならない」自覚から、一服の掛け軸をお願いした。選んだのは伊達正宗の遺興吟である。
   馬上青年過  時平白髪多
   残躯天所許  不楽復如何
 
 これは、名酒田市長だった相馬大作さんが20年間の酒田市長引退時に私が、相馬さんに送った伊達正宗の遺興吟である。
 青年時代は政争に明け暮れ、世の中がうまく収まり、気が付いてみると白髪が多くなっていた。体が元気なのは天が与えてくれたもの、有意義な余生を送られるようにと、思いを込めたものである。
 今回、小野翆風さんにお願いした書に万感の思いがある

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