今日はお盆の13日。今日から4日間はお盆休みに入る。ふるさとは帰省客で賑わっている。どの位の人が帰省しているかは分からないが、日常これだけ賑わいがあれば故郷も元気なのだがと思いながら、散策をしてみた。
酒田の奥座敷とも言える松山城址周辺は風格のあるたたずまいをしている。いかにも城下町らしく、酒田市街地とは別世界である。大手門を左にみて、まっすぐ車を進めると「眺海の森」である。道路周辺の手入れも行き届いており、きつい急カーブの連続も苦にならない。頂上には宿舎がある。宿泊客が百万ドルの夕陽をながめながら、浴衣姿で牛鍋を酒の肴にジョッキでのどを潤している。贅沢三昧としか言えない風景だった。階段を登った東屋からは、庄内平野が一望できる。アベックが夕涼みながら寝そべっていた。ちょっと下ると「外山ロッジ」がある。人工芝に水の散布で年中滑走を楽しむことが出来るロッジである。スノーボーダーが何人かで滑っていた。管理人に話を聞くと「東北ではここだけなんですよ。あの人が日本チャピオンですよ」と指差した。夜9時までの営業だと言う。
一通り散策を終えて、松山に戻ると道路沿いに畳一枚くらいの絵灯篭に灯が入っていた。これは、旧松山町出身の画家「佐藤公紀」さんの美人画を松嶺地区上堰水路(片町~荒町)に30枚くらいを50メートル位の間隔でならべ、点灯したものである。これも圧巻である。もっと発信したら奥座敷が輝きだすように思った。