とうやのひとり言

佐藤とうや ブログ

正月行事の今昔

2022年01月02日 | 日記

 明けましておめでとうございます。
今年の年末年始は厳しい寒波に見舞われた。数日前にドカ雪が降り、その後に雨と暖かさで雪が融けたものの、もう少しと言う所に寒波と強烈な北風が吹いた。猛吹雪である。
 帰省予定の長男と孫の帰りは、羽越線新潟行が終日運休となり、午後の振り返バスで新潟に向かった。上越新幹線に運休は無いらしい。無事に着いたとの連絡があった。
 正月といっても、神仏に全員でよい年である様にと祈願して、恒例の雑煮餅を食べるだけの事。紅白歌合戦もなれ合いで観たものの感動を呼ぶほどの事もなかった。
 昔の正月は厳粛なものだった。年越しは新米に納豆汁。元旦の雑煮作りは男子の役目。日頃の女性の炊事に感謝し休ませるのだと教えられた。その雑煮を食べるのは、早朝でなければいけない。怠けをいさめる意味があり、その早さを競ったものだ。
 元旦の雑煮は家族一同で仏間で頂き、若返る様にと若水とお屠蘇を飲むのも儀式だった。仕事始めにと神棚に供えていた、わらで作った米粒等を履く「なで」で履き初めをする。仏間で南に向いて、福を履きいれる儀式で、それは長男の仕事だった。
 それら一連の行事が終わると「におをつむ」と言って夜が明けるまで仮眠をするのが習わしだった。
 「一年の計は元旦にあり」何事も初めが肝心である。今年も佳い年であるように祈念する。

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