Nonsection Radical

撮影と本の空間

5%理論

2011年08月05日 | Weblog
5%理論というのは、モノゴトは5%のシェアで成り立っているという暴論だ。
お金持ちの比率は5%、外食する人は5%、写真を趣味にする人は5%・・・
あくまでも5%とはイメージであるけど、その前後で商売は成り立っているという感じで。
たとえば、駅前商店があるとすると、その商店が成り立つには行き交う人の5%が買い物をするというもの。
1万人の人が行き交えば、その内500人が毎日そこで買い物をするんじゃないか、そしてその中の5%がAというお店で買い物をするんじゃないか、それぐらいで商売が成り立っているんじゃないのか、というのが根拠はないが感じとしてとらえたイメージ。
あくまでもイメージだから正しい数字ではないけど、それぐらいの「少数」で商売をしていかなければならないという意味合いだ。

で、一時は話題になった電子書籍だが、これまでPDAの流行の時にも電子書籍と騒がれて結局ポシャったように、今回も電子書籍が話題になる事も少なくなり、iPadも話題ではないし、キンドルも日本上陸はない。
それでも各社電子化に向けて地道に「出版」を続けているのだが、肝心のハードはどうしてもケータイが中心になっている。
でも、通勤車内で観察してもケータイで読書しているらしい人を見た事がない。
5%理論でいけば、車内100人のうち5人はケータイで読書しているはずなのだが、そうは見えない。
となると、その市場は現在ないわけだ。
だいたい定常的に読書する人は5%ぐらいだろう?
あなたは今月どんな本を読みましたか?
いい加減な数字だが、本の売れ行きはだいたい2兆円以下ぐらいだ。
それを15才~64才の成人人口比率64%と組み合わせてarata先生に計算してもらうと(笑)、読書をする人は月に平均1700円ぐらい「本」を買っている事になる。
どうです?この「試算」は?
更にこの中で電子書籍化率は5%なので、1000億円市場となり、一人当たり平均で月に85円の電子書籍を買う事になる。
もちろんこれは空論の上の更なる机上の空論なのだが、これで電子書籍市場は成り立つのか?
シャープは端末を汎用型に変更し、ソニーはウインドウズでしか使えないシビレル端末だし、キンドルは日本語書籍がないし、マックは本を扱わないし、様々な規格があって読みたい本が読めるわけでもないし、とハードも専用ではイマイチ、ソフトも規格乱立、電子書店乱立で利用者に便利な世の中とは言いづらい。
これで市場が成り立つのかと本を読む立場としても心配になる。
一番の解決策は、出版社、著者はテキストで提供して、各社が自社の規格に変更して「出版」するというのが現実的だと思うのだが、現実はそうではない。
ましてや、当初言われていたような、絶版本が電子書籍で復活し、いつまでも販売されるという状況には絶望的観測をするしかない。



高槻市富田町3丁目 Part3 2011年6月19日
コメント
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