Nonsection Radical

撮影と本の空間

気分

2012年02月27日 | Weblog
体調によるものなのだろうか、この人の本は今読みたくない気分、こんな感じの文体はどうも、恋愛話は今は・・・などと、本の選択枝が狭まる事が時々ある。
逆に、イイ感じの文体に出会うと、その人の本ばかりしばらく読み続ける事もある。
そういう関係もあり、新たな作者をストックしておく必要がいつもあるのだけれど、そういう時に利用するのが「アンソロジー」と呼ばれる色々な作者の小説を集めた文庫本だ。
だいたいが短編小説であるのだけれど、セレクトされているだけの事はあり、中身の詰まった作品が多い。
そして、しっかりと文体がわかり、作る小説の傾向も知る事が出来る。
その中から気に入った作者を選び出して、他の作品を読みはじめるわけだ。
こういうアンソロジーものでもないかぎり、オッサンだから新しいものに手を出す機会がないわけで、興味を持たずに読み始めても、それなりに楽しめる話ばかりなので作者の名前を覚える事にもなる。
そして作者の経歴を見て驚くのだけれどね。
みんな若い。
30代、40代、中には20代もいるし、オトコもオンナもいる。
若くてこんな話が書けるなんてたいしたものだと感心するばかりだ。

そんなわけで、そうやって知った作者の本を買いに行った。

で、買ったのは伊坂幸太郎。
小説を読む人ならとっくに読んでいる作家だ。
そういう基本的な事を押さえないのがsatoboの偏った読み方なのだ。
反省の意味を込めて買った。
「グラスホッパー」「ラッシュライフ」「チルドレン」「重力ピエロ」

本多孝好「FINE DAYS」も購入。

幅を広げるために「短編ベストコレクション 現代の小説2004」

聞き書きの先生 小田豊二著「どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役 福本清三」

面白そうなので「中国 てなもんや商社」谷崎光著

そしてオッサン佐野眞一著「クラッシュ」

さて読み終わるのはいつか




城崎町 城崎温泉 月見橋から西谷不動明王
コメント
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