震度3

伊坂幸太郎のゴールデンスランバーを読み終えて寝たのは午前2時過ぎだったので、地震のあった午前5時半過ぎには夢心地であったはずだ。
それでも最初の一撃で目が覚め、すぐにラジオをつけて状況を確認した。
ニャンコはビックリしてオロオロしていた。
自分の所は震度3ぐらいだとは判断出来たのは、地震の多い関東での生活で身につけたものだ。
今月はもう出かける予定がないので、一日家でのんびりするつもりでいたのだが、いきなり朝早く起こされたのは予定外だった。
午後になって老母が出かけたいのだが電車の様子はどうだと訊ねてきた時には、お昼寝の真っ最中であったので、また熟睡を妨げられた。
ネットで調べると、まもなく通常通りに戻るとJR西日本のサイトでは表示されていたので、そのように伝えた結果老母は出かけた。
そして帰宅した老母は、酷い目にあったとぼやく。
駅へ行っても行きたい所への電車は来ず、途中まで行ってもその先がまったく進まなかったと言う。
駅では放送で「まもなく。まもなく」と際限なく言うが、そのまもなくがちっともやって来なかったと言う。
駅員に尋ねてもわからないと言う。
日頃satoboが「ジェーアールはよぅ」とぼやいているのを何の反応もなく聞いていたのが、いざ自分の身にかかったことで実感出来たようだ。
他の私鉄は通常通りに復旧していたのは言うまでもない。
今回の地震で一番被害が大きかったのはJR西日本の”ダイヤ”だったのではないかな。




よみせ通り　東京都台東区,文京区


末広商店街　奈良県御所市