Nonsection Radical

撮影と本の空間

ものごとをつなげて

2013年04月14日 | Weblog
Gyaoという映像サイトがあるんだけど、そこに「迎春花」という映画があった。
このあいだまで読んでいた李香蘭の出演する1942年の”満州映画”だ。
本の中にもこの映画の事は出ていて、文章と映像がこれでつながったわけだ。
本の話ではわからなかった事も確認できたわけだ。
他愛ない映画であるが、そこに映る街の風景、李香蘭こと山口淑子、小暮実千代の姿は記録としても価値のあるものだと思う。

何かに興味を持って調べ始めると、それが次につながり、また別の事にも、と広がって行くのを追って行くのは楽しいものだ。
それが何の役に立つのかと言われると、そもそも”知識”というものが実用的なもの以外、何の役に立つのかという”究極的”な命題に突き当たってしまうので考えない。
それを考えると、存在価値の問題になる危険な事になるのだ。
それよりも、知る事の楽しさを広めて行く方が楽しさが広がって行くので楽しいのだ、と考える方が楽しいのだ。
色々な事を知って、いつの間にか自分の考え方も変わって行き、それまで見えなかったものや、考えつかなかった事に気がつき、さらに世界が広がって行く事を楽しいと思わないと。
今の時代は、そういう事に対して結構便利な世の中になってきたと思う。
できればもっと便利に幅広く知識の宝庫が発掘される事を願う。




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