Nonsection Radical

撮影と本の空間

インフレで品質は良くなるか

2013年02月18日 | Weblog
インフレになると景気が良くなるそうだ。
因果関係はシロートにはわからないが、現在巷ではデフレが原因かなにか知らないが、安いものがたくさん売られている。
95円の食パン1斤とか、発泡酒とか、密造酒とか(それはないな)、安い米とか。
残念ながら味はそれなりであるが、それに気がつかない、あるいは気にしない人が多いので文句もないようだ。
で、その値段が上がった時に、味も良くなるのか?
円安になって輸入品の値段が上がり、食パンも値上げされるだろう。
95円が115円になった時に、メーカーは味を良くしてくれるのか?
発泡酒がビールの味になるのか?
立ち食いうどん220円(大阪ではこれが多い)が250円になって美味しくなるのか?
たぶん味はそのままだろう。
デフレに対抗してコストカットした部分を元に戻して品質を上げる事をするだろうか?
コストカット=眼に見えない部分の品質カットはジョーシキだからね。
それが元に戻らないのなら、単に値上げしただけの事になる。
でも、良いものだから品質に比例した値段だけど買うという図式はすでになくなってしまった。
べつにぃ、安くて口に入れば、着れれば、持っていればそれでイイという意識が染みついてしまってないか?
メーカーもこの程度でイイやという意識を持っていないか?
あと少し値段を上げれば、こんなに良いものを作れる、買えるのにという意識がなくなっていないか?
そうなっていれば、ものの値段が上がっても、ちっともイイものが手に入らない時代が来るのだ。
可能性は高い。




戸越公園駅前南口商店街 東京都品川区


稲荷商店街 大阪市東淀川区
コメント (2)
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寒い寒いで仕方ない

2013年02月17日 | Weblog
一日部屋に籠もりっきりなのだが、寒い一日だ。
部屋の気温は5.9度から上がらない。
暖房をつけていないので仕方ないが、仕方ないので布団に潜り込んで読書だ。
本を支える手が冷たい。
仕方ないので懐炉を抱く事に。
今日は楠灰の木炭懐炉を使う事に。
ほのかな温かさがちょうど良い。
そのほのかな温かみが薄くなったので、懐炉のふたを開けてみると消えていた。
木炭懐炉は途中で消える事があるのだ。
再び点火し、手で握ったり、股にはさんだり(股懐炉)と大活躍。
ニャンコも寒いらしく、いつもならフリース毛布を掛けると嫌がるのに、今日は大人しくそのままであった。
今日も動画変換の一日であった。




戸越公園中央商店街 東京都品川区


小松商店街 大阪市東淀川区
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観光地の”覚悟”

2013年02月16日 | Weblog
どこの話というわけでもないのだけど神戸市長田区の「新長田」の話だ。
震災以降の復興を願って新長田地区を観光で盛り上げようといろいろな催しを行っている。
高さ18mの「鉄人28号」を設置したり、三国志の世界を売り物にしたり、観光ガイドマップを作り、周辺の商店街各所に石像や観光看板を配置し、観光客が商店街巡りをして楽しむ事を勧めている。
新長田には震災前にも後にも行ったことがなかったので、今日行ってみたわけだ。
どのように街が再建され、観光としてどのような活動が行われているのか興味があったわけだ。
マップを片手に商店街を歩き、いつものようにビデオで記録していたのだ。
どことは言わないが西神戸センター街での話だが、もちろんこの西神戸センター街も観光マップ「鉄人と三国志に出会える街、新長田 回遊散策MAP」にも掲載されているのでオススメの散策路なわけだが、ここをビデオ片手に散策していると前をチョロチョロする胡散臭いオッサンがいる。
ビデオ画面に入らないようにこちらは気を使って避けるのだが、必要に入り込みカメラを見る。
そのあげくにケータイを取り出し、声だかに誰かに「ビデオを回しているヘンなヤツがおるんや!」と連絡する。
こちらは公道の真ん中を堂々とカメラをかまえて歩いているのだ。

そのオッサンが誰で、どこに連絡したのかは知らない。
しかしそれが”観光地”で”観光客”に接する態度か?
西神戸センター街では観光客が散策して観光することを望んでいないのか?
そうなら「回遊散策MAP」などに掲載せず、もちろん観光モニュメントなど設置せず、地元民以外立ち入り禁止にでもすればイイのだ。
もちろん公道上を誰が歩こうが、法に触れぬ限り何をしようが、文句を言われる筋合いはないのだが。

街並みを撮影して、後世の記録として残そうと各地を撮影しているけど、いつもヘンなヤツが勝手にウロウロして申しわけない、日常生活の妨げになって申しわけないとと思っているのだが、商店街の案内コーナーにも昔の商店街の姿を写真で紹介してあったりして、誰かが記録したものが後世に何かの役に立つと思うんですよ。
特にデジタル化した現在では、デジタルの特性で時代と共にアッという間に記録が消えてしまい、後に残るというのはごくわずかになってしまう。
だから”公(おおやけ)”に保存しておいて、後は後世の人に任せようと思っているのだけど、こういう活動は公の団体とか個人の活動とかで区別する必要はないと思っている。
むしろ個人がそれぞれ各地で独自の活動をする方が保存という点で有利でもある。
むしろテレビなんてものは、”取材”に来るとうれしがるが、記録として公開してくれる事など滅多にないので価値はないのだが。

そういう点は別として、新長田のように”観光地”として”よそ者”を集客しようと思うのなら、自分たちに都合のイイように観光客に、これだけを見ろ、ここは見るな、歩くな、撮影するな、勝手な事をするなと縛る事が出来ると思わないで欲しい。
観光客が観光地でどのように時間を空間を使い、振る舞うかは自由である。
それがイヤなら観光誘致などしない事だ。
京都の街で、古い街並みに入り込んで観光するなというのが、いかにバカバカしい話かわかるだろう。
各国からの観光客が様々な小路にまで入り込んで写真を撮り、ビデオを回している。
それが観光の姿なのだ。
新長田でも英語や中国語、韓国語でのMAPを用意している。
観光地であるのなら、観光客の振る舞いを受け入れる覚悟が必要なのだ。
その観光客が撮影した写真やビデオを他の人が見て、話を聞いて、興味を持った人達がその地を訪れるのだから。
その覚悟が新長田にはまだないようだ。
楽しい商店街巡りなのに残念なことだ。




宮前商店街 東京都品川区


江口商店街 大阪市東淀川区
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男女3人RAID関係

2013年02月15日 | Weblog
観光地などに行くとグループで来ているヤング(死語)がいる。
女同士、男同士(涙)、カップル(アベック=死語)、混合・・・。
この中で男女混合チーム(ウサギさんチーム)の事について考えるのココロだぁ~。
特に3人組の場合、女2人男1人というのはあまりない。
男2人女1人が多い。
そして女がリーダー格で男を引っ張っていくタイプが好ましい。
案外この組み合わせが上手く行くのかもしれない。

この御時勢、収入の面から結婚出来ないカップルも多いというが、ウサギさんチームで結婚するというのはいかがでしょう?
一夫多妻ではなく一妻多夫である。
これなら経済的な面でも”ラク”だし、意外と夫同士上手くやっていけるのではないか。
例えば”女房孝行”する場合も順番でいいし、息抜きしたい時には交互にバトンタッチして・・・
こんなバカ話をしていたら、じゃぁコドモが出来た時にもめるだろうという声があったが、そこは主導権を握る妻の一声「アタシの子供なんだからイイだろ!」で済む。
特に草食系が多い現在、肉食系女房に夫が二人ぐらいいても釣り合いが取れるのではないか。
夫グループにとってもメリットは大きいと思う。
「も~タイヘン」なんていう蜜月期間はほんの初期だけで、あとは日常のコマゴマしたワークが永遠に続くだけなのだから、人手が多い方が楽である。
心理的な独占願望など持つ器の小さい男には出来そうもない事だが、一方で妻にとってはダブルの独占なのだから心理的満足感は大きい。
また一方の夫がどうしようもなく役立たずであっても、片方を取り替えるだけで最小の被害で済む(RAID1)。
何かする場合でも3人、あるいは夫2人ですれば早く効率的に出来る(RAID0)。
時には夫同士で妻の愚痴をこぼすのにも共通の話題は豊富である。

なかなか良いアイデアであると思うが、アホなアイデアとも言える。





戸越銀座銀六商店街 東京都品川区


新旭町通商店街 大阪府吹田市
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記録としての本

2013年02月14日 | Weblog
検証などという難しい事ではないのだけど、本というのはその時点の時代の記録という側面がある。
さなかにいる時にはわからないままであった事が、あとで振り返ってみて、その意味、意義、流れなどが理解出来る事もある。
その手助けになるのが本である。
まあ、そうはいっても最近の書籍の”生存期間”は短く、アッという間に消えてしまうので、手軽に過去をさかのぼるというワケにもいかなくはなっている。

最近”例の”会社が立入検査に際して”間違った”説明をして、実質立ち入りを阻止した事が”疑惑”として報じられている。
で、なにかそんな関係の本はないかなと探していると、「検証 東電原発トラブル隠し」という本があることがわかった。
岩波書店のブックレットで、著者は原子力資料情報室だ。
実はこの本は2002年に初版発行されている。
つまり東北の震災のずっと前だ。
まだ多くの人が「原子力資料情報室」など”オオカミ少年”だと思っていた頃だ。
その当時から原発に関して危険信号を発していたのだが、本の内容は1986年から2000年頃に東電原発で起きたトラブル隠しについての話である。
その当時の”事件”と今回の案件との関係はというと、今回の立入検査の目的が、津波で壊れる前に地震で設備が壊れていたのではないかという点を検証するためのものであり、東電は当然「そんなことはありませんでしたよ」と説明していたわけだが、このブックレットを読んでいるとホントかいな?と思えるようなトラブルが以前から起きていた事がわかり、キチンと検証されなかった事が悔やまれる思いがするのである。
当時のトラブル隠しの内容で説明されている中に福島第一原発も当然ある(苦笑)。
多くが配管等のひび割れの隠蔽なのだが、再循環系配管も含まれていて、事故時には冷却系に支障が出ると危惧されていた。
これらのトラブルが“続々”と発生し隠蔽されていたわけで、トラブルを抱えた配管等が強度不足になり地震で壊れた可能性はないのかという疑惑がわいてくるのだが、東電の答えは「なかった」という事だ。
ホントか?
それはわからない。
ただ福島第一原発では、過去様々なトラブルの隠蔽、報告書改ざんが行なわれていたと2002年の本書では報告している。
そんな騒ぎあっての約10年後、あんな事故が起きた事に関連はないのかと勘ぐるのは、やはり”オオカミ少年”の一味なのだろうか。

今だから一読に値する本である。



戸越銀座商店街 東京都品川区


大阪府吹田市朝日町18から
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