Nonsection Radical

撮影と本の空間

感想は言うべきだろ

2014年05月21日 | Weblog
中にはシロートの展示など評価の定まっていないものは興味ないなんて思っている人もいるようだけど、定評だけを頼りに定まった評価通りの評価をするというのもシロートの評論家もどきみたいなものでどうかと思うんだけど。
絵画とか写真とかの展示を見に行く事が多いんだけど、仲間内の集まりに出るという立場ではなく、単純に好きな作品に出会えるかという「見る側」の立場で行くので、期待はあっても評論が目的ではない。
そこで好きな作品に出会えたら本当に楽しくなるし、ちょっとなぁと思うものに出会えば、何がちょっとなぁなのか考えたりもする。
それはあくまでも「見る側」の論理を優先していて、「作る側」の事など考えちゃぁいない。
そういうものでしょ。
で、見せていただいたお礼に感想を述べる(チャンスがあればだけど)。
それが良い意見であっても、悪い意見であっても言った方がイイと思っている。
中には「おめでと~」なんて感想以外の事で逃げる人も多いけれど、「作る側」はきっと色々な意見を聞きたいのだと思うので正直に感想を述べた方がイイと思うのは、自分の場合に色々感想を言ってもらいたいと思っているからだ。
それがどんなピント外れな感想であっても、そういうふうに思った人がいるんだぁ、と記憶してもらえるのはムダな事ではないと思うのだ。
そんな感想などいらんという人は、公開などせずに身内だけで盛り上がっていろよ、と思うほどに。
そしてどんな感想を持ったとしても、挨拶出来る人にはすべて丁寧に見る機会を与えてもらったお礼を言って会場をあとにして、次回はどうなるだろうなと期待を膨らませて帰れば有意義な時間になると思っている。
知らない人の展示を見る人などいないかと言えば、以前の東京の場合ではあるが、回遊魚のようにギャラリー巡りをしている人が確かにいる事を確認している。
そうやって様々な作品を見る事を楽しみにしている人もいるというのは心強いものだと思えないだろうか。
そのような人も含め、どんな作品が見れるのかなぁと楽しみにしている人もいるのだから、感想を受けて立つ気持ちでいて欲しいし、見る方も感想を言うべきだと思うんだな。



北野商店街 1
京都府京都市上京区亀屋町,四番町,三軒町,東町
撮影 2014年3月8日 土曜日 15時50分
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お手軽便利だけど・・・

2014年05月20日 | Weblog
アマゾンで注文した古書が続々と到着。
探していた本が簡単に手に入る。
アマゾンにあることはわかっていながら、それでも古本屋巡りをして探し続けていたが、ふとした気の迷いから一気に買い求めてしまった。
感想は・・・
味気ない。
確かに資料として求めているだけで、手軽に手に入るに越した事はないのだけれど、やったぁ~という気持ちがわいてこないのが不満に思う気持ちっていうのは・・・
浮気性なんだろうな。
本命を探しながらも、その近辺にある本にも(本の話だから)移り気な視線を送って、「おじさん、私を買って」という声を求めて本屋通いをしているんだよ、きっと。
歓楽街を流しているような感じかね(行った事ないけど)。
どんなに頑張っても、日々発売される本のすべての情報を得る事は出来ないので、どうしても出会いを期待する偶然性が必要になるけど、ネットのオススメ本などはどうもピンと来ないものばかりで(もっとも本屋の”特集”なども魅かれないけど)、探す方としては「全部」並べられた本の中から耳をすまして「おじさん、私を買って」という声を聴く方が効率は良い。
でも実際にはどんなに大きな本屋でも、すべて揃っているわけでもなく、ましてや古い本となるとどうしても古本屋中心に探す事になるので、特色別に店を回って行く事になり、実際それで見つかる本も多いのだから。
そうは言いつつ、探していた本が送られてくるので、次の探し物に移れる事は嬉しい。
「おじさん、私を買って」はオヤジの願望だぁ!



塚本駅前
大阪府大阪市淀川区塚本2丁目
撮影 2014年5月1日 木曜日 10時30分
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デジタルコンタクト

2014年05月19日 | Weblog
フィルムで撮影していた時には、現像したフィルムを並べてコンタクトプリント、日本語だと密着焼きとかベタ焼きなどというものをとった。
焼かれた一コマ一コマを見て、どれを大きくプリントするかを判断するのだが、全体を見るとどういう行程で撮影していったかが丸わかりで、それゆえに多くの人が密着焼きされた印画紙(コンタクトシート)を門外不出の扱いにした。
だから高名な写真家がどのように撮影していったかを知りたい人は、そのコンタクトシートを見たがったわけだ。
最近はその門外不出のコンタクトシートを出版するなどの動きがあり、興味のある人には非常に貴重な”資料”になっている。
ところがこのデジタルの御時世。
デジタルカメラで撮影したものは、パソコン画面で一コマずつ確認する状況になり、コンタクトプリントすることもなくなってしまった。
となると、もう誰かの撮影行程を確認する事が出来なくなってしまうというわけだ。
見る事が出来るのは、データが入ったパソコン画面を見る人だけだ。
じゃあ、試しにコンタクトプリントをデジカメで作ってみたらというのが今日の話題。
どうせ提案しても誰もやらないだろうから自分でやってみた。
昨日は大阪へ行って59枚撮影した。
その中で最初のコマから36枚(当然)コンタクトプリントしたのが下のコマで、撮影順に何も手を加えずに並べている。
恥ずかしながらこんな順番に撮影しました。
暇つぶしにつきあってくだされ。










































オランダ坂 3
長崎県長崎市東山手町
撮影 2014年3月23日 日曜日 14時25分
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撮りたいものがないのかもしれない

2014年05月18日 | Weblog
天気もよかったので気分転換にカメラを持って、徘徊ついでに大阪のギャラリー巡りをしてきた。
8カ所の写真展を見てきたのだけれど、皆さん頑張っておいでのようです。
が、見る方としては・・・
なんかさぁ、皆んな撮りたいものがないのか、見つからない感じがするんだよねぇ。
スナップ的なものが多かったんだけど、ハッとしてグッときてパッと目覚める(笑)瞬間に出会っていない感じがするんだよねぇ。
なぜ今なのか、なぜこの構図なのか、それにもまして、なぜこの写真なのか・・・
見ていてわからないんだよねぇ。
それはアンタがわからないからでしょ、と言われたらおっしゃる通り、ごもっともでございます、なんだけど・・・
もうカメラなんか簡単に撮れるんだから、あとは構図とタイミングと思考だけだと思うんだ。
それでどのように見せるかが腕の見せ所だと思うんですよ、他人事的には(笑)。
そういう中で、江戸堀にあるBEATS GALLERYで行なわれていた魚崎ジュンさんの写真は、撮りたいものがハッキリ自覚されていて面白かったね。
ただもっと考えて考えて練りに練って作戦(コンセプト)をハッキリさせて撮り続ければ、ひとつの空間を作り出せるだろうなぁと思った次第です。
今回はいくつかのテーマを”全部出し”してしまったので、方向性が定まらない展示になってしまったけれど、ひとつひとつを掘り下げていけば面白いものを見せてくれる期待感がありました。
ついでに御報告すると、御本人は極めて魅力的な女性でした。
そしてモデルをつとめた女性も個性的で、内心「あっ、この人で何か作りたい」と思わせる人でしたぁ。
今後に期待。




智恵光院通から下長者町通へ
京都府京都市上京区山本町,坤高町,新御幸町,二本松町,革堂前之町,福島町
撮影 2014年3月8日 土曜日 15時35分
コメント (2)
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土曜写真館

2014年05月17日 | Weblog





















西町通り 2
兵庫県篠山市西町,東岡屋
撮影 2014年1月6日 月曜日 15時40分
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